2026年10月1日、米サプライマネジメント協会(ISM)(製造業調査委員会委員長:スーザン・スペンス)によって、2026年9月の製造業景況指数(PMI)が発表されました。(レポート)
- 9月の製造業PMIは54.5%で、前月から0.1ポイント低下したが、9カ月連続で好不況の境目の50%を上回った。
- 新規受注指数は55.3%、雇用指数は52.7%と前月を上回り、生産指数は56.7%に低下したとしている。
- 価格指数は6.8ポイント上昇の77.9%で、ISMは鉄鋼・アルミの上昇や関税、中東情勢を要因に挙げている。
米サプライマネジメント協会(ISM)は10月1日、2026年9月の製造業景況指数(PMI)が54.5%だったと発表した。前月の54.6%から0.1ポイント低下したものの、景況感の分かれ目となる50%を9カ月連続で上回った(その前は10カ月連続で50%割れ)。ISMは、この水準が実質GDPの年率2.4%の伸びに相当すると説明し、経済全体も23カ月連続で拡大していると判断している。製造業調査委員会のスーザン・スペンス委員長は、米製造業は引き続き拡大局面にあるとコメントした。
構成指数では、新規受注が55.3%(前月53.7%)、雇用が52.7%(同51.2%)と前月から上昇した。生産は56.7%(同58.3%)に低下したが、11カ月連続の拡大となった。受注残は56.4%(同51.8%)に上昇し、サプライヤー納期は59.0%で、10カ月連続で納期の遅れを示した。在庫は48.6%と50%を下回り、顧客在庫は41.6%と「過少」の状態が続く。ISMは、雇用指数が50.3%を上回る水準はBLSの製造業雇用の増加と整合的だとする一方、最大6業種のうち雇用が増えたのは2業種にとどまったとしている。輸出受注は50.9%、輸入は51.0%に、それぞれ低下した。
価格指数は77.9%と、前月の71.1%から6.8ポイント上昇し、3月のイラン戦争の開始時(78.3%)に近い水準に戻った。原材料価格の上昇は24カ月連続となる。ISMは、要因として、鉄鋼・アルミの値上がり、多くの輸入品への関税、中東情勢に伴う石油製品の値上がりを挙げている。価格上昇を報告した回答者は58.6%と、8月の46.2%から12.4ポイント増えた。寄せられたコメントは、肯定的な意見が40%、否定的な意見が60%で、否定的な意見では、価格の変動(46%)、関税(34%)、イラン戦争(30%)、納期の長期化(21%)が挙がった。
業種別では、18業種のうち12業種が拡大し、印刷関連と繊維の2業種が縮小した。最大規模の6業種のうち、コンピューター・電子製品、食品・飲料・たばこ、輸送機器、機械、化学製品の5業種が拡大している。回答者からは、受注が高水準で年末分まで予想を上回る一方、深刻な人手不足と鉄鋼の調達難が生産の制約になっているという声や、関税の不確実性やカナダとの貿易摩擦によるコスト増を訴える声が出た。次回の10月分は11月2日に公表される予定だ。













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