2026年9月29日、Ford Motor Company、JPMorganChase、ミシガン州、Michigan Central、Newlabによって、官民連携の取り組み「Michigan LIFT」の始動が発表されました。(プレスリリース)
- Fordは最大10億ドルの発注、JPMorganChaseは最大10億ドルの融資を、10年間で提供することを目指す。
- 産業バイヤーの課題を「オープンコール」として公募し、発注・融資・州の支援を有望な企業につなぐ。
- 対象はロボティクスや先進エネルギー、航空宇宙、重要鉱物などで、州外のバイヤーも参加できる。
フォード・モーター、JPモルガン・チェース、ミシガン州、Michigan Central、Newlabの5者は9月29日、官民連携の取り組み「Michigan LIFT」の始動を発表した。製造業者が抱える製造・サプライチェーン上の課題を「オープンコール」として公表し、解決策を持つ革新的なサプライヤーに、発注、資金、州の支援、人材支援をつないで量産への拡大を後押しする。サプライヤーが量産に至らない背景として、需要の見通し、資金調達の遅れ、人材不足、取引先認定の複雑さ、支援の分散を挙げている。
今後10年間で、中核のバイヤーとなるフォードは、同プラットフォームを通じて最大10億ドル分の事業を発注することを目指す。資金面を担うJPモルガンは、10年で1.5兆ドルを投じる「安全保障・強靱性イニシアチブ」の一環として、最大10億ドルの債務資金を提供することを目指す。Michigan Centralは試作から量産への試験の場を提供し、Newlabは2000万ドル相当の現物支援を目指す。Michigan Central、Newlab、ミシガン州経済開発公社(MEDC)は、2036年末までに、年間需要が10億ドル超となる産業バイヤー10〜20社の追加参加を目指す。いずれも目標で、各参加者の通常の手続きが前提だとしている。
当初の重点分野は、ロボティクス・先進製造の自動化、原子力を含む先進エネルギー、半導体、蓄電池、先進モビリティ・航空宇宙・推進系、重要鉱物の採掘・加工・回収、医薬品の前駆体や医療用アイソトープなどのライフサイエンス製造だ。サプライヤーはmichiganlift.orgから応募でき、ミシガン州での生産の新設・拡大を目指す企業も対象に含まれる。産業バイヤーは州内に拠点がなくても参加できるとしている。
この取り組みは、6月にJPモルガンとミシガン州がデトロイトで共催した「ミシガン・レジリエンシー・サミット」で挙がった課題から生まれた。同時に、フォード・フィランソロピーとJPモルガンは、デトロイトの非営利団体Focus: HOPEの製造業向け職業訓練に、計55万ドルを支援すると発表した。グレッチェン・ホイットマー知事は、資本と技術、人材を結び付けて新たな投資と雇用につなげたいと述べ、創設メンバーは、ミシガンでの成果を他地域に応用できるかも検討する意向だ。












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