2025年12月をもって、ニューヨークの地下鉄・バスで長年使用されてきた「MetroCard(メトロカード)」の販売が終了することが発表されました。今後はタップ式決済システム「OMNY(One Metro New York)」への全面移行が進められます。
- メトロカードは2025年12月31日で販売終了。2026年6月頃まで使用可能。
- OMNYはタップで支払う非接触決済システムで、スマホや物理カードで利用できる。
- バスの現金支払い(コイン)も2026年後半をめどに段階的に廃止予定。
1994年に導入され、ニューヨーカーに長年親しまれてきたメトロカードが、2025年末でその役目を終えることになった。地下鉄トークンの廃止(2003年)以来の大きな決済システムの転換となる。
これにより、ニューヨークの公共交通機関では、スマートフォンやクレジットカード、または専用のOMNYカードによる「タップ・アンド・ゴー(tap-and-go)」方式が標準となる。OMNYは2019年に運用を開始し、2025年現在、地下鉄やバスの利用者の約87%がすでにこのシステムを利用している。
MTA(ニューヨーク州都市交通局)のジャノ・リーバー会長は、「昨日の地下鉄利用者数は456万人で、パンデミック以降最多だった」と述べたうえで、「3億人の利用者がOMNYを選んだことは、利便性の高さを示すものだ」と強調した。
利用者の声と課題
一部の利用者からは、「タップしたはずの料金が遅れて請求された」「OMNYカードが反応しない」などの不具合も報告されていたが、MTAはこれに対し、「従来のサーバーでは処理能力が限界に達していたため、現在はクラウド化を進めて対応している」と説明している。
現在では、利用回数が同じ週に12回を超えると、それ以降の運賃が無料になるといったメリットもあり、OMNYへの移行を推奨している。なお、この無料特典を有効にするには、同じ端末またはカードで連続してタップする必要がある。
今後のスケジュールと注意点
- メトロカードの販売・チャージは2025年12月31日で終了。
- 利用自体は最短で2026年6月まで可能。残高のあるカードは、OMNYカードへの切り替えやデジタル口座への転送が可能。
- コインによるバス運賃支払いも2026年後半以降に廃止予定。ただし、OMNY販売機や一部の販売店では引き続き硬貨使用が可能。
- OMNYカードは現在1ドルで販売されているが、メトロカード完全終了後は新規発行が2ドルに引き上げられる予定。















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