2026年6月10日、Amazon Web Services(AWS)によって、独自設計の最新プロセッサ「AWS Graviton5」を搭載したクラウドサーバーの新インスタンス「Amazon EC2 M9g」および「M9gd」の正式提供(GA)を発表がありました。(ニュースブログ)
- AWSが、最新プロセッサ「Graviton5」搭載の汎用クラウドインスタンス「EC2 M9g」と「M9gd」の正式提供(GA)を発表。
- 前世代(Graviton4)比で最大25%の性能向上、Webアプリ・ML推論・データベースでそれぞれ最大30〜35%の高速化を達成することが示された。
- エージェントAIのワークロードに特化した設計で、MetaがGraviton5を数千万コア規模で導入するとされた。
AWSが独自設計プロセッサ「Graviton5」搭載の新クラウドインスタンス「EC2 M9g」と「M9gd」の正式提供を開始した。2025年12月のre:Inventでのプレビューから約半年でのGA(一般提供)だ。192コアを搭載し、L3キャッシュをGraviton4比5倍に拡張、コア間レイテンシを最大33%低減、DDR5メモリに初対応しており、AWSがこれまでに作った中で最も性能とエネルギー効率に優れたプロセッサとしている。
性能面では、Graviton4と比べてコンピューティング全体で最大25%向上。Webアプリで最大35%、機械学習(ML)推論で最大35%、データベースで最大30%の高速化を達成する。
実際の利用例として、ClickHouseではコード変更なしで36%の性能向上、HubSpotのMySQL向け展開ではクエリ時間が最大60%短縮されたという結果が報告されている。M9gdはNVMe SSD(最大11.4TB)を搭載したローカルストレージ対応モデルで、高速・低遅延のストレージが必要なワークロードに向く。
AIエージェント(自律的に推論・コード生成・多段階タスクをこなすAI)の需要急増に応える設計も特徴だ。192コア・大容量キャッシュ・高帯域幅メモリを組み合わせ、CPU処理が多いエージェントAIの待ち時間を削減する。MetaはエージェントAI向けに、Graviton5を数千万コア規模で導入しているとされる。
セキュリティ面では、新たに「Nitro Isolation Engine」を導入。形式的検証でインスタンス間の隔離を数学的に保証する、業界初の「形式的検証済みクラウドハイパーバイザー」としている。米国東部・西部、欧州(フランクフルト)で提供中で、今後リージョンを拡大する予定だ。












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