2026年6月4日、画像を軸にした「視覚的発見(ビジュアルディスカバリー)」プラットフォームのPinterest(ニューヨーク証券取引所:PINS)によって、Amazon Web Services(AWS)との間で、2031年までにクラウドサービスに最大40億ドルを投じる計画を発表したと発表がありました。同社の歴史で最大規模のインフラ契約で、AI主導の検索・推薦・広告機能の強化を目指します。(プレスリリース)
- Pinterestが、2031年までのクラウドサービスへの最大40億ドルの投資について、AWS(Amazon Web Services)と合意したことが発表された。
- 同社史上最大のインフラ契約で、AIモデルの学習・推論にAWSの専用チップ(Trainium・Graviton)を活用し、視覚的検索・推薦機能を強化することが示された。
- 月間アクティブユーザー6億3,100万人超のプラットフォームで、Meta・Googleとの広告競争においてもAI強化が位置づけられることが明らかになった。
画像で情報を発見・保存するSNS「Pinterest」が、AI強化に本腰を入れる。Pinterestは、AWS(Amazonの子会社)との間で、2031年までにクラウドサービスに最大40億ドルを投じる合意を発表した。2010年からの提携をさらに深めるもので、同社の歴史で最大規模のインフラ投資となる。月間アクティブユーザーは2026年1月時点で6億3,100万人超だ。
今回の契約でPinterestは、AWSの専用AIチップ「Trainium(AI学習・推論向け)」と「Graviton(汎用コンピューティング向け)」の活用を大幅に拡大する。これにより、大規模言語モデル(LLM)や画像・言語を組み合わせたモデルを動かし、視覚的な検索機能や個人化されたコンテンツ推薦、AI支援による商品発見などの機能を強化する。現状でもPinterestのコンピュートインフラの約3分の1にGravitonが使われているという。
背景には、プラットフォームの課題がある。AI生成の質の低いコンテンツ(「スロップ」)、関連性の低い検索結果、広告の過多などへの不満からユーザーが離れる傾向があり、エンゲージメントの低下につながっているとされる。AI強化は、MetaやGoogleに進む広告費の流出を食い止める狙いもある。
Pinterestは2026年1月に約780人をAI関連部門へ再配置するリストラも実施しており、AI投資を事業の中心に据える戦略が続く。












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