2025年5月、メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領は、Googleが米国内向けに「メキシコ湾」を「アメリカ湾(Gulf of America)」と表記したことに対し、正式に提訴したと発表しました。
概要
メキシコ湾の名称をめぐり、Googleが米国ユーザー向けに「Gulf of America(アメリカ湾)」と表記を変更したことで、メキシコ政府が抗議し、ついに提訴へと踏み切ったとのこと。アメリカ政府の名称変更指示に従ったGoogleの対応に対し、「主権侵害だ」として強く反発している。
詳細
- 問題の発端は2025年1月、ドナルド・トランプ前大統領が就任初日に発した大統領令にある。
- 米政府機関に対し、メキシコ湾を「アメリカ湾」と呼称するよう指示が出された。
- 同年5月、米下院では共和党主導で名称変更を正式化する法案が可決された。民主党は全員反対票を投じた。
- これを受けて、Googleは米国向けに「Gulf of America」と表記を更新。
- メキシコ政府は同年2月にGoogleに抗議文を送り、変更を撤回するよう要請していた。
- しかし、Googleは「政府機関からの正式な変更に従うのが従来の方針」とし、変更を維持する姿勢を示していた。
- メキシコのシェインバウム大統領は「米国が自国の領海部分をどう呼ぼうと自由だが、他国の領海や国際海域まで名前を変える権限はない」と強調。
- また、「私たちがアメリカを『メキシカン・アメリカ』と呼ぶようなもの」と皮肉を込めて反論した。
- 現時点では、Googleマップではメキシコ国内のユーザーには「Gulf of Mexico(メキシコ湾)」と表示されているが、米国ユーザーには「Gulf of America」あるいは「Gulf of Mexico(Gulf of America)」と表記されている。
- なお、同様の対応を取ったAppleに対しても抗議が広がっている。
- 一方でMapQuestは表記を変更せず、むしろ名称問題を皮肉る特設サイトを公開しているという。
- 報道によれば、Googleへの提訴の具体的な裁判地や時期は明かされていないが、メキシコ政府は「国際的な場でもこの問題を訴える姿勢」であると見られる。















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