2026年7月13日、AMT – The Association For Manufacturing Technology(本部:バージニア州マクリーン)によって、2026年5月の金属加工機械(工作機械)の新規受注が5億8,340万ドルに達したという発表がありました。(プレスリリース)
- 2026年5月の金属加工機械の新規受注は5億8,340万ドルとなった。
- 前年同月比は47.8%増、1〜5月累計は27.7億ドルで前年比31.9%増となる。
- データセンター建設や航空宇宙向けの設備投資が機械需要を押し上げている。
AMTがまとめた米国製造技術受注(USMTO)レポートによると、2026年5月の金属加工機械の新規受注額は5億8,340万ドルとなった。前月(4月)比では1.8%の減少したものの、前年同月(2025年5月)比では47.8%の増加となっている。また、2026年1〜5月の累計では27億7,000万ドルに達し、前年同期を31.9%上回った。
AMTは、最近の出来事で企業や消費者の景況感に警戒感が広がる一方、米経済は堅調で、旺盛な機械需要は楽観材料だとしている。製造技術への投資は、増える需要に応えるための生産能力拡大が見込まれていることを示すもので、台数の伸びが受注額の伸びを下回る背景には、約50万件に上る製造業の求人を抱えるなか、出力を高めようと自動化への需要が拡大している点があると分析している。
業種別で最大の顧客である受託加工工場からの受注は、2025年12月以降、全体の伸びに遅れ、5月は直前3カ月の平均を約10%下回った。ただ、直近の受注増の多くは航空宇宙産業の設備投資によるもので、拡大する宇宙関連生産に伴う能力増強が、今後も機械需要をけん引すると見込まれるとのこと。
2026年第1四半期の米経済成長は、データセンターの建設・整備を中心とする産業機械への旺盛な需要が押し上げた。5月には産業機械メーカーによる製造技術の受注が2017年11月以来の高水準に達し、こうした能力増強は、今後のGDP統計における設備投資の上振れを示唆する可能性があるとしているとのこと。
2026年の製造技術受注は横ばいから小幅減が見込まれていたものの、最初の5カ月で約32%増と、例年のIMTS(国際製造技術展)前の伸びを大きく上回るペースで推移しているとのこと。2026年9月14〜19日にシカゴのマコーミック・プレイスで開催予定のIMTSが、年後半の受注をさらに押し上げるとみられている。あわせてAMTは、7月16日開催の夏季経済ウェビナーで、Oxford Economicsによる最新予測を紹介するとしている。
USMTOレポートは、プログラムに参加する企業の実データを集計したもので、国内製および輸入の工作機械や関連機器について、全米・地域別の受注動向を示している。製造業が生産能力の増強や生産性の向上に向けて設備投資を行う動きを映すため、景気の先行指標として信頼性が高いとされている。また、IMTSは西半球で最大級の製造技術見本市で、2024年には約8万9,000人が登録した実績がある。















コメントを残す