2026年6月30日、Alcoa Corporation(本社:ペンシルベニア州ピッツバーグ、社長兼最高経営責任者:William F. Oplinger)によって、South32 Limitedが保有するボーキサイト・アルミナ・アルミニウム事業を総額約41億ドルで取得するという発表がありました。(プレスリリース)
- Alcoaが41億ドルでSouth32の資源事業を取得し世界最大級のアルミ生産体制を築く。
- 対価は現金31億ドルと新株発行に加え最大7.5億ドルの条件付き対価で構成される。
- 約9億ドルのシナジーが見込まれ収益とフリーキャッシュフローの向上が期待される。
今回の買収により、Alcoaはオーストラリア・ウェスタンオーストラリア州のBoddingtonボーキサイト鉱山とWorsleyアルミナ精製所、南アフリカのHillsideアルミニウム製錬所と休止中のBayside製錬所、ブラジルのMineração Rio do Norte(MRN)ボーキサイト鉱山とAlumarアルミナ精製所・アルミニウム製錬所を取得する。モザンビークのMozalアルミニウム製錬所は対象から除外された。
対価の内訳は、前払い分として現金31億ドルと新規発行するAlcoa普通株式約1,700万株(約10億ドル相当)で、合計約41億ドルとなる。この新株はAlcoaの発行済株式の約6%に相当する。加えて、2026年7月1日から4年間にわたり、アルミナまたはアルミニウム価格が合意した水準を上回った場合に最大7億5,000万ドルを支払う条件付き対価(CVR)も設定された。
Alcoaはこの取引で、事業最適化を通じて正味現在価値ベースで約9億ドルのシナジーが生まれると見込んでいる。とりわけウェスタンオーストラリアの採掘・精製事業の統合が大きな効果をもたらすとしている。買収はクロージング後ただちにEPS(1株当たり利益)とフリーキャッシュフローの押し上げにつながると説明している。
最高経営責任者のWilliam F. Oplinger氏は、これらの資産はAlcoaのポートフォリオに適合し、純粋なアップストリーム型アルミニウム企業としての強みと一致すると述べた。買収完了後、Alcoaの2025暦年プロフォーマ生産量はアルミニウム320万トン、アルミナ1,480万トンに達する見込みである。
資金は、Goldman Sachsによる31億ドルのブリッジ・コミットメントで確保されており、クロージング前に自己資金と恒久的な負債による調達に置き換える方針だとしている。取引は2027年上半期のクロージングを予定しており、South32株主の承認と規制当局の認可などが条件となる。両社の取締役会はいずれも全会一致でこの取引を承認している。












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