2026年7月5日、ホワイトハウスから「チッパワの戦い(Battle of Chippawa)」の212周年を記念する大統領メッセージが発表されました。1814年7月5日、米英戦争(1812年戦争)中に英国軍を破ったこの戦いを称え、建国250周年(America 250)の年に先人の勇気を振り返る内容となっています。(大統領メッセージ)
- 1814年7月5日、米英戦争中のカナダで米軍が英国軍を破った歴史的な戦い。
- スコット将軍らの猛訓練でニューヨークから精鋭正規軍に育成された成果が実を結んだ。
- 英国軍指揮官が「あれは正規軍だ!」と叫んだ逸話は米軍の実力の証として語り継がれる。
1812年の米英戦争(War of 1812)の最中、1814年7月5日にカナダ・アッパーカナダのチッパワ川南岸の平原で米英両軍が激突した。当初、英国軍指揮官フィネアス・ライアル将軍は灰色の制服を着た米軍兵士を未経験の民兵と見誤り、容易な勝利を見込んでいた。しかし、砲弾の嵐の中を整然と前進してくる米兵を目の当たりにし、「あれは正規軍だ!」と叫んだとされる。米軍はそのまま英国軍を撃退し、決定的な勝利を収めた。
この勝利の背景には、ウィンフィールド・スコット将軍とジェイコブ・ブラウン将軍による厳しい訓練がある。ニューヨーク州での数か月にわたる猛訓練が、寄せ集めの新兵たちを精鋭の正規軍に変えた。メッセージは「当時の最強軍隊を野戦で打ち破り、米軍の実力を世界に証明した戦い」と位置づけている。
「America 250(建国250周年)」の年の記念日メッセージとして発表された今回の内容は、沖縄戦・Dデー・マグナ・カルタなど一連の歴史的記念日シリーズの一つだ。「自由な民は決して専制に屈しないと宣言したチッパワの英雄たちから、今も力を受け取る」と締めくくられている。グレーの制服はのちに米国陸軍士官学校(ウェストポイント)の制服の色として採用されたとされる伝承もある。














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