2026年6月1日、米国の造船会社Davie Defense(デービー・ディフェンス)によって、テキサス州ガルベストンとポートアーサーのGulf Copper造船所を最大10億ドルかけて近代化する工事の起工式が行われたと発表がありました。米沿岸警備隊向けの砕氷船(北極安全巡視船、ASC)建造を担う施設で、数十年ぶりとなるテキサスでの複雑な艦船建造の復活となります。(プレスリリース)
- Davie Defenseが、テキサス州の2か所のGulf Copper造船所を最大10億ドルかけて近代化する起工式を行ったことが発表された。
- 米沿岸警備隊向けの砕氷船(北極安全巡視船、ASC)5隻の建造を担う施設で、約2,400人の雇用創出が見込まれることが示された。
- 施設の第1フェーズは2028年の完成を目指し、テキサスでの砕氷船建造が同時期に始まることが明らかになった。
米国の造船業立て直しに向けた大型投資が、テキサス州で始まった。Davie Defenseは、ガルベストンとポートアーサーのGulf Copper造船所を最大10億ドルかけて近代化する起工式を行った。米沿岸警備隊向けの砕氷船(北極安全巡視船、ASC)を建造する施設で、数十年ぶりとなるテキサスでの複雑な艦船建造の復活として位置づけられる。起工式には、テキサス州のアボット知事やOMB局長のボート氏、テッド・クルーズ上院議員、沿岸警備隊のランデー大将ら連邦・州の要人が出席した。
2026年5月に確定した米沿岸警備隊との35億ドル契約に基づき、ASC5隻を建造・納入する。最初の2隻はフィンランドのヘルシンキ造船所(系列)で建造し、2028年に最初の船を納入。残る3隻はガルベストンとポートアーサーで建造する。施設の第1フェーズは2028年の完成を目標としており、テキサスでの砕氷船建造もこの時期に始まる。投資総額は最大10億ドルで、うち約7.3億ドルがテキサスへの直接投資とされる。
この事業はテキサスに約2,400人の高度技術・高賃金の雇用を生み、さらにサプライチェーンを含む州全体では最大7,000人の雇用波及が期待されるという(2025年の独立調査による)。テキサス州の企業基金から2,180万ドルの助成も受ける。Davie Defenseは2025年12月にGulf Copper造船所の資産を買収してテキサルに基盤を築いた。 Davie Defenseは、カナダ・ケベック拠点のDavie Shipbuilding(世界最大の重砕氷船受注残)とフィンランドのヘルシンキ造船所を傘下に持つ英国系Inocea Groupに属する。
















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