2026年5月19日、産業用ロボット・工場自動化の世界最大手であるファナック株式会社(本社:山梨県忍野村)の米国法人FANUC America(本社:ミシガン州ロチェスターヒルズ)によって、Googleと戦略的に連携し、AIをロボットに組み込む「フィジカルAI(Physical AI)」の開発を加速すると発表がありました。Googleの最新AI技術を活用し、北米のメーカー向けにより高度な工場自動化を提供します。(FANUC Americaの発表|ファナック本社の発表)
- ファナックがGoogleと戦略的に連携し、AIをロボットに統合する「フィジカルAI」の開発を加速すると発表した。
- GoogleのGemini AIを使ったAIエージェントがFANUCロボットを操作するデモが実施され、自然言語による指示でロボットが自律的に作業することが示された。
- フィジカルAI関連でロボットの出荷台数はすでに1,000台を超え、需要が加速していることが明らかになった。
日本の産業用ロボット大手ファナックが、Googleとの連携でAIロボットの開発を本格化させる。FANUC Americaは、GoogleとフィジカルAI(認知的な知性と物理的な動作を統合したAI)の推進で戦略的に連携すると発表した。製造現場での自律的なロボット操作の実現を目指し、北米のメーカー向けにより高度で柔軟な工場自動化を提供していく方針。
連携の柱の一つが、GoogleのGemini AIを使ったAIエージェントの開発だ。ファナックが5月に開いた新製品展示会では、Gemini Enterpriseで構築したAIエージェントが自然言語による指示を理解し、物体を認識してFANUCのロボットを自律的に操作するデモを実施した。複数のロボットが一つのセルとして協調動作するもので、製造現場のAI活用の新しい形を示した。
技術面では、FANUCロボットはロボット制御の業界標準オープンプラットフォーム「ROS」に対応しており、GoogleはIntrinsicを通じてROSの主要な貢献・管理者となる。IntrinsicのROSと相互運用可能な開発環境「Flowstate」で、FANUCの全機種(CRX協働ロボットを含む)へのAI実装が容易になる。
また、ファナックは昨年12月の国際ロボット展(東京)でフィジカルAIシステムを初披露。その後、関連用途向けのロボット出荷台数はすでに1,000台を超え、需要が急拡大しているとのこと。











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