2026年6月3日、米国勢調査局によって、エアコン(冷房)の普及率を州・郡・センサストラクト(近隣地区)レベルまで推計した実験的データツール「LACE(Local Air Conditioning Estimates、地域エアコン普及率推計)」を公開したと紹介されました。夏の熱波に向けて、どの地域が暑さに最も脆弱かを把握するための情報です。(紹介ブログ|LACEデータ)
- 米国勢調査局が、エアコン普及率を近隣地区レベルまで推計したデータツール「LACE」を公開したことが紹介された。
- 全国的には9割以上の世帯がエアコンを持つが、地区レベルでは普及率がほぼ0〜20%超まで大きく差があることが示された。
- 夏の熱波に向けて、自治体が冷房のない世帯が集中する地域を特定し、支援を集中させるための活用が期待されることが明らかになった。
夏の熱波対策に向け、米国勢調査局が便利なデータを公開した。全国平均では9割超の世帯がエアコンを持つが、地域によってはほとんどの世帯が持っていない場所も存在する。LACEは、こうした地域ごとのエアコン普及率を州・郡・センサストラクト(近隣地区)レベルまで推計したデータで、2026年5月19日にリリースされた。
このデータは、住宅調査(AHS)と地域社会調査(ACS)の2つの調査を機械学習で組み合わせる「クロスサーベイモデリング」という新しい手法で作られた。従来の調査では郡より細かい地理では十分なサンプルが得られなかったが、この手法でトラクトレベルまで推計を可能にした。例えばユタ州ソルトレイク郡は、郡全体では非エアコン世帯が6.6%だが、トラクトレベルでは0〜23.2%まで開きがある。
データは自治体の支援計画に直接役立つ。エアコンのない世帯への携帯型エアコン配布を行う自治体などでは、どの地区に集中的に届けるべきかを判断するのに役立つ。西部・五大湖地域・北東部の一部の州では、郡全体は比較的普及率が高くても、特定の地区では普及率が低いポケットがあり、夏が暑くなるNY・NJ都市圏でも、エアコンのない世帯が多い地区では高齢者や低所得の住民が熱波に特に脆弱になりうるからだ。
なお、データはcensus.govのLACEページで閲覧・ダウンロードできる。












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