2026年3月、GE Aerospace(本社:アメリカ・オハイオ州シンシナティ、CEO:H. Lawrence Culp Jr.)によって、米国内の製造拠点およびサプライチェーン強化のために10億ドル(約1,500億円規模)を追加投資する計画が発表されました。航空エンジンの生産拡大や防衛需要への対応を目的とした取り組みだそうです。(プレスリリース)
- GE Aerospaceが2026年に米国内製造へ追加で10億ドルを投資すると発表。
- 17州30以上の地域の製造拠点やサプライヤーが対象となる計画。
- 製造・エンジニア分野を中心に米国内で約5,000人の新規雇用を予定。
GE Aerospaceは、2026年に米国内の製造拠点とサプライヤー基盤へ10億ドルの追加投資を行う計画を発表した。これは前年に続く2年連続の10億ドル投資となり、航空エンジンの生産能力拡大や整備間隔を延ばす部品の生産強化、防衛分野の需要拡大への対応を目的としている。
投資は17州・30以上の地域にある製造拠点に分散して実施される予定。また、同社は2025年にも5,000人を採用しており、2026年にも追加で5,000人の採用を計画している。
防衛分野では、投資総額のうち2億7,500万ドル以上が軍用エンジンや関連部品の生産拠点の強化に充てられる。例えば、マサチューセッツ州リンの工場では設備更新や試験設備の拡張などに4,000万ドル以上を投資し、ケンタッキー州マディソンビルでは新たな生産設備導入などに1,000万ドルが投じられる予定。
民間航空分野では、ボーイング737MAXやエアバスA320シリーズに搭載される「CFM LEAP」エンジンの生産能力拡大が重要なテーマとなっている。特に高圧タービン耐久キットの生産能力拡張に2億ドルを投資し、エンジンの整備間隔を従来の2倍以上に延ばすことを目指すとしている。
また、ノースカロライナ州ダーラムの工場には2,000万ドル、インディアナ州ラファイエットの拠点には700万ドルが投じられ、エンジン組立ラインの強化や設備更新が進められる予定。
さらに、同社はサプライチェーンの安定化のため1億ドル以上を外部サプライヤーへの設備投資支援として投入する計画。これにより生産スケジュールの安定化を図り、2025年には商用エンジンの納入が前年比25%増、防衛エンジンは30%増となったという。
GE AerospaceのH. Lawrence Culp Jr. CEOは、「米国の航空宇宙分野でのリーダーシップを維持するには、人材、設備、そして未来の飛行を形づくる技術への継続的な投資が不可欠だ」とコメントしているとのこと。












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