2026年8月7日、株式会社vitom(本社:東京都品川区、代表取締役:林幹晟)によって、常温で長期保存でき開封後そのまま食べられる米飯「おにもち」の米国市場展開に向け、2026年7〜8月にサンフランシスコ・ベイエリアで市場検証を実施したという発表がありました。(プレスリリース)
- 日本の「おにぎり」としてではなく新カテゴリー「SAVORY REAL FOOD BAR」として市場性を検証した。
- 現地消費者への試食・ヒアリングとフードテック支援拠点KitchenTownでの消費者テストを実施した。
- 米を持ち歩ける食事として再定義し新しい食習慣の創出を目指すとしている。
今回の米国プログラムでは、現地消費者への試食・インタビューに加え、食品スタートアップの支援拠点KitchenTownでの消費者テストなどを通じ、日本のおにぎりを海外で販売するのではなく、米を原料とした「SAVORY REAL FOOD BAR(自然食材を使用した食事系バー)」という新しいカテゴリーが米国で成立するかを検証したとしている。
米国ではプロテインバーやフルーツバーなど持ち運び可能な栄養補給食品が広く普及している一方、多くは甘味中心の「スナック」であり、忙しい日中に「きちんとした食事を取りたい」というニーズにはファストフードやサンドイッチ、冷蔵・冷凍食品が中心となっているという。vitomは、この「Meal」と「Snack」の間に着目したとしている。
おにもちには米を中心とした穀類や野菜、たんぱく源を組み合わせられ、化学的な保存料に依存せず常温で長期間保存しながら開封後すぐに食べられるとし、米国では「Rice Ball」や「Onigiri」ではなく「SAVORY REAL FOOD BAR」というポジショニングで市場性を検証したとしている。甘いバーではなく食事として満足でき、ファストフードほど重くなく冷蔵庫や電子レンジも不要な領域を「Portable Real Food」と位置づけているという。
今回の検証では、単純な味覚評価にとどまらず、そもそもこの商品をどのような食べ物として認識するかを重要なテーマとしたとしている。サンフランシスコで開催されたNihonmachi Street Fairでの試食・ヒアリングに加え、KitchenTownでの消費者テストでは、外観・味・食感などの商品評価とあわせ、商品コンセプトや利用シーンについても検証したという。特に、米を常温でそのまま食べることへの受容性、「Bar」という形状・カテゴリーへの理解、食事とスナックの中間としての利用可能性、甘味ではなくSavory(塩味・食事系)であることの価値、米国市場で受け入れられる食感・フレーバーなどを確認したとしている。
vitomが目指すのは、おにもちという一商品の海外販売にとどまらないとしている。日本では米飯は基本的に炊いて温かいうちに食べるものとして設計されてきたため、加工後は短い消費期限や冷蔵・冷凍物流が必要となり、販売できる場所や時間にも制約があるという。
一方で米そのものは世界中で食べられている原料だとし、vitomは米飯の保存中に生じるでんぷんや水分状態の変化を捉え、原料配合や加熱条件を設計することで、炊いた米のおいしさを維持しながら常温で流通できる米飯の研究開発を進めており、米飯を「その場で炊くもの」から「いつでも持ち歩ける食品」へと用途を広げることを目指しているとしている。
林代表は、炊いた米を常温で持ち歩き必要なときにすぐ食べるという食習慣そのものが成立するかを検証したかったとし、得られたフィードバックを商品設計に反映しながら米飯そのものを「持ち歩けるReal Food」に変えていきたいとの考えを示している。巨大な米国市場に挑む第一歩として貴重な経験になったと述べている。
今回の米国での市場検証は、株式会社UnlocXが実施するフードテック領域の海外展開支援プログラム「Food Tech Cross Bridge Program」のアクセラレーターへの参加を通じ、サンフランシスコ・ベイエリアで実施したとしている。













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