2026年8月6日、Hadrian(本社:カリフォルニア州トーランス、創業者兼CEO:クリス・パワー)によって、防衛・航空宇宙・産業分野向けの重要システムを国内で製造する能力の構築を加速するため、シリーズDで13.7億ドルの新規株式資金調達を実施したという発表がありました。(プレスリリース)
- 高度に自動化された工場を米国内に展開する製造業企業が13.7億ドルを調達した。
- 評価額は78.7億ドルとなりJPモルガン・チェースの戦略投資部門もアンカー投資家として参加した。
- この1年でアリゾナ州メサとアラバマ州マッスルショールズに新工場を開設し拠点は4カ所に拡大したとしている。
同社は、信頼できる米国内製造能力への需要が供給を上回り続けるなか、抑止力の強化や納期の短縮、米国の製造能力の回復に必要なAI活用の生産ネットワークを拡大しているとのこと。今回調達した資金は、新工場の開設や研究開発の拡充、追加の生産能力の確保に充てられ、任務に不可欠なシステムを迅速かつ大規模に提供するために必要な産業インフラの構築を支えるとしている。
今回の調達により同社の評価額は78.7億ドルになったとしている。資金調達はWCM Investment Management、Washington Harbour Partners、Valor Equity Partners、137 Ventures、Baillie Giffordが共同主幹事を務めたという。JPモルガン・チェースの戦略投資部門も、国家・経済安全保障上重要な産業の強化を目的とする自社プログラム「Security and Resiliency Initiative」を通じてアンカー投資家として参加したとしている。このほか1789 Capitalが大口出資者として加わり、モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメント、Apolloが運用するファンド、T. Rowe Price Associatesが助言する口座、CapitalG、Andreessen Horowitz、Founders Fund、Lux Capital、Altimeter、Construct Capital、および既存投資家も参加したとしている。
今回の資金により、同社は精密部品の供給にとどまらず、任務に不可欠なシステム一式を提供する能力を加速させるとしている。「Factories-as-a-Service(サービスとしての工場)」モデルにより、弾薬や造船をはじめとする優先度の高いプログラム全般で生産を迅速に拡大できるという。創業者兼CEOのクリス・パワー氏は、生産こそが抑止力の最前線になっているとし、米国が主導的立場を維持できるかは、より速く構築し、訓練し、拡大できるかにかかっているとの考えを示している。今回の資金調達により、「未来の工場」の構築を加速させ、新たな任務不可欠分野の生産能力へ事業を広げ、米国の産業基盤を再建する技術者・エンジニアへの投資を進められるとしている。
同社は12カ月前のシリーズC以降、製造拠点と能力を急速に拡大してきたとしている。アリゾナ州メサとアラバマ州マッスルショールズに新工場を開設し、拠点数は4カ所、総面積は300万平方フィート弱にまで拡大し、米国の産業の未来にとって重要な地域での生産能力を積み増したという。今後1年でさらに工場を新設するとともに、弾薬や自律システムを含む新たな生産ラインへの展開も計画しており、国内の最重要プログラムを支える製造プラットフォームの構築を続けるとのこと。
同社の成長は、米国の製造業における新たな雇用モデルの創出にもつながっているとし、ソフトウェアやロボティクス、人間の創意工夫が現場で融合する高度に自動化された工場で働くオペレーターやエンジニア、技術者の採用・育成を進めているという。事業拡大にあたっては、新たな生産能力を築くだけでなく、次世代の米国製造業を支える人々が同社の成功に直接関与できるよう、技術者向けの自社株付与(テクニシャン・エクイティ)の対象も広げているとしている。
同社は、拡大を続ける産業パートナー網とともに、今回のシリーズDを通じて、任務に不可欠なシステムを大規模に提供するために必要な工場・能力・人材を拡充し、米国のものづくりの再興を後押しする製造業エコシステムの構築を加速させるとしている。













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