2026年6月15日、ニュージャージー州環境保護局(NJDEP)が、PFAS(永遠の化学物質)のうちPFNA・PFOA・PFOS・GenXの4種について、土壌汚染修復基準を正式採択しました。これは、2022〜2023年に設けられた暫定基準を正式な規制として確定するもので、汚染地点の浄化責任者に対してこれらの化学物質を基準値まで除去することを義務づけるものとなります。(プレスリリース|修復基準ガイダンス)
- PFNA・PFOA・PFOS・GenXの4種のPFAS化学物質について、土壌汚染修復基準を正式採択。
- 対象のPFASは、出生時の体重低下・免疫応答の低下・コレステロール上昇・肝臓障害・がんリスク増加などの健康影響が知られている。
- NJ州は2018年にPFNAの飲料水基準を全米初で設定するなど、PFAS規制の先進州として知られている。
NJ州がPFAS汚染への規制をさらに強化した。NJDEPは2022〜2023年に設定した4種のPFAS化学物質(PFNA・PFOA・PFOS・GenX)の暫定的な土壌汚染修復基準を正式な規制として採択した。これにより、NJ州内の汚染地点(サイト)の修復を行う責任者は、これらの化学物質を基準値まで除去して将来の公衆衛生・飲料水・環境への影響を防止することが義務づけられる。
PFASは「パー・アンド・ポリフルオロアルキル物質(Per- and polyfluoroalkyl substances)」の略で、70年以上にわたり工業・商業用途に使用されてきた数千種類の人工化学物質群だ。撥水・撥油性・耐熱性が高く環境中で分解されないため「永遠の化学物質(Forever Chemicals)」とも呼ばれ、カーペット・布張り家具の防汚コーティング、防水透湿性衣類、食品包装材、航空機の燃料火災消火剤(AFFF)などに使われてきた。
健康影響として、出生時体重の低下・免疫応答の低下・コレステロール上昇・肝臓障害・がんリスク増加などが知られている。
今回の正式採択は、吸入・皮膚接触・地下水への浸透という3つの曝露経路ごとの土壌修復基準を正式に確定するもので、汚染が不明または文書化が不十分な地点でもこれらのPFAS化学物質の分析が義務づけられる。
また、NJ州は2018年にPFNAの飲料水基準を全米で初めて設定した実績があり、「PFAS Forever No Moreストラテジー」を掲げてきた先進州だ。NJ州内に製造施設・工場・倉庫などを持つ企業は、過去または現在のPFAS使用・保管状況によって汚染調査・修復の義務が生じる場合があるため、環境コンプライアンスの担当者は対応を確認することを勧める。













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