2026年2月、クリングルファーマ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:安達 喜一)によって、業務提携先である米国Claris Biotherapeutics社がシリーズBで総額93.5百万米ドル(約146億円)の資金調達を実施したと発表がありました。(プレスリリース)
- 米国Claris社がシリーズBで93.5百万米ドルを調達した。
- 組換えヒトHGFタンパク質のグローバル臨床開発を加速する方針。
- 角膜幹細胞疲弊症(LSCD)を対象とする医薬品開発が主軸。
Claris Biotherapeutics社は、米国ニュージャージー州を拠点とするハーバード大学発の未上場バイオベンチャーで、眼科領域における組換えヒトHGFタンパク質医薬品の開発を推進している。
今回調達した資金を活用し、角膜幹細胞疲弊症(Limbal Stem Cell Deficiency: LSCD)を対象とする第1パイプラインのグローバル臨床開発を加速する計画である。LSCDは角膜の修復機能を担う幹細胞が減少・消失することで視力低下を引き起こす難治性疾患であり、現時点では根本治療薬が存在しない。
クリングルファーマは2020年4月にClaris社とLicense and Supply Agreementを締結し、HGF原薬の供給を実施してきた。さらに2023年9月には業務提携を拡大し、将来的なグローバル需要増大に備えた製造法効率化と安定供給体制の強化を進めている。
HGF(肝細胞増殖因子)は、細胞増殖促進作用や抗細胞死作用、血管新生作用など多面的な生理活性を持ち、神経保護や抗線維化作用も確認されている。脊髄損傷やALS、声帯瘢痕などへの応用研究も進んでおり、難治性疾患治療薬として期待が高まっている。










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