2025年12月18日、三菱マテリアル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中 哲也)によって、米国でE-Waste(電子廃棄物)リサイクル事業を展開するElemental USA E-Waste & ITAD, Inc.への出資を決定したと発表がありました。(プレスリリース)
- 三菱マテリアルが、Elemental USA E-Wasteの普通株式19%および優先株式を取得する契約を締結。
- 世界的なE-Scrap(電子スクラップ)回収ネットワークの強化が狙い。
- 2030年代を見据えた持続可能な資源循環型経済への布石とされた。
今回の出資は、三菱マテリアルの中期経営戦略(2027~2029年度)に掲げられた「資源循環で未来を創造する」という基本方針に基づき行われたもの。都市鉱山資源のグローバル回収体制の構築を加速させる狙いがある。
出資先であるElemental USA E-Wasteは、ポーランドに本社を置くElemental Holding SAの米国法人であり、子会社であるColt Recyclingを通じて年間約18,000トンの電子廃棄物を4拠点で処理している。
三菱マテリアルは、米国で二次製錬(再資源化)事業を展開するExurban Limitedにもすでに出資しており、今回の投資はその補完的役割を果たすものと位置付けられている。E-Wasteの上流から下流までのバリューチェーンを強化し、回収からインゴット製錬までのプロセスを一貫して担う体制の確立を目指している。
加えて、Elementalとのパートナーシップを通じて以下の取り組みが推進される予定:
- 米国および海外でのE-Waste回収ネットワークの拡大
- 回収率・環境性能・処理能力の向上に向けた技術導入と資本投資
- 米国内に検討中の製錬所への原料供給基盤の整備
- 長期的なサプライチェーンの強靱化
三菱マテリアルによると、本件は2026年1月22日にクロージング予定であり、当該年度の業績に与える影響は軽微と見られている。
Elemental HoldingはE-Wasteや自動車触媒などから貴金属・レアメタルを回収する国際的な都市鉱山企業。欧州、アメリカ、アジア、中東、アフリカに拠点を持ち、世界最大規模のリサイクルプラットフォームの構築を目指している。















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