2026年8月10日、株式会社Itera(イテラ)(本社:東京都新宿区、代表取締役:武藤尭行氏)によって、米国カリフォルニア州サンフランシスコにオフィスを開設するという発表がありました。(公式リリース)
- 主要AIエンジン開発企業が集積するSFベイエリアに拠点を置き、AI検索の仕様変化をいち早く「LLMOチェキ」に反映するとしている。
- 自社調査でGoogle検索のAI Overview表示率87.8%・検索1位CTR約46%低下・ゼロクリック率59.4%という従来SEOの大幅な変化を確認したとしている。
- 米国AI・マーケティングテック企業との提携を開拓しつつ、「LLMOチェキ」の英語版開発・海外ローンチに向けた準備を進めるとしている。
Iteraは2025年12月設立の新興スタートアップで、AI検索における自社コンテンツの「見え方・引用され方」を計測するSaaS「LLMOチェキ」を提供している。LLMOとはLarge Language Model Optimizationの略で、従来のSEO(検索エンジン最適化)に相当する概念をAI検索時代に置き換えたものだ。ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexityなど主要AIエンジンでの自社コンテンツの可視性をモニタリング・分析するツールとして日本のマーケターに提供しているとしている。
今回のSFオフィス開設の直接の動機は、AI検索市場の変化が「最初に米国で起きる」という判断だとしている。Iteraが独自に実施した900クエリ・30ジャンルにわたる調査では、Google検索でのAI Overviewの表示率が87.8%に達し、検索1位のクリックスルー率(CTR)が約46%低下、ゼロクリック率(回答が検索結果ページ上で完結してサイトへのクリックが発生しない割合)は59.4%に上ることが確認されたとしている。
こうした変化が主要AIエンジン開発企業の集積地であるSFベイエリアから最も早く発信されるため、現地に拠点を持つことが競争上の優位につながると判断したとしている。
SF事務所(2261 Market Street)の主な機能は3つとしている。①OpenAI・Anthropic・Google・Perplexityなど主要AIエンジン各社の動向・アップデートのいち早いキャッチアップとLLMOチェキへの反映、②米国AI企業・マーケティングテクノロジー企業との提携・連携機会の開拓、③LLMOチェキをはじめとするプロダクトの英語圏展開に向けた市場調査・準備。
武藤代表は「AI検索の時代においてマーケティングの計測基準は日々アップデートされており、変化が最初に起きるのは間違いなく米国だ」との考えを示した。
AI検索の普及によるSEOの根本的な変化は日系企業の米国マーケティング担当者にとっても直接関わる課題で、自社サイトへのオーガニックトラフィックの確保戦略は見直しを迫られているとされている。Iteraは今後、英語版LLMOチェキの開発・ローンチを視野に入れながら、AI検索時代の「計測の標準確立」を目指すとしている。












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