2025年10月、Eli Lilly and Company(本社:アメリカ・インディアナ州インディアナポリス、代表:Edgardo Hernandez 製造部門プレジデント)によって、プエルトリコのカロリーナ市にある製造拠点「Lilly del Caribe」に12億ドル(約1,800億円)超を投資し、生産能力と先端技術の導入を進める計画が発表されました。この拡張は、同社が発表済みの全米製造強化に向けた500億ドル規模の投資計画の一環となるそうです。
- カロリーナ工場に12億ドル以上を投資し、経口治療薬の生産能力を拡大。
- 新薬「orforglipron」を含む主要製品の製造拠点に。
- 最大1,000人の建設雇用、100人のハイテク製造職を創出予定。
イーライリリーは、60年の歴史を持つプエルトリコ・カロリーナの「Lilly del Caribe」工場において、経口治療薬製造の最先端施設としての機能をさらに強化する方針を発表した。今回の12億ドルを超える投資は、心血管・代謝疾患(カーディオメタボリック)、神経科学、がん、免疫領域といった成長分野の治療薬製造を支えるためのもの。
とくに注目されているのが、同社初の経口GLP-1受容体作動薬「orforglipron」の製造拠点となる点。肥満症などへの効果が期待されており、世界市場でのピーク時売上は100〜150億ドルと予想されている。同社は2025年末までに、各国の規制当局への承認申請を予定している。
この施設では、ドック・トゥ・ドックの自動化システム、ペーパーレス製造、スプレードライ分散技術など、高度なプロセス技術が導入される予定。また、建設期間中には最大1,000人の雇用が創出され、稼働開始後には100人の新規製造職が追加される見込みだ。
現地では、プエルトリコ政府関係者も歓迎のコメントを発表。知事のジェニファー・ゴンザレス=コロン氏は「プエルトリコが製造業と国家の経済安全保障の戦略拠点として認識されている証拠」と述べ、経済開発庁長官のセバスチャン・ネグロン・ライシャール氏も「民間と行政の協働による好例」として評価した。
追加情報
- 建設開始:2026年
- 稼働開始予定:2028年末
- 対象施設:Lilly del Caribe(プエルトリコ・カロリーナ)
- 主な対象治療領域:心血管代謝、神経科学、がん、免疫
- 雇用創出:建設雇用最大1,000人、製造職100人
- 技術導入:完全自動化、ペーパーレス製造、スプレードライ分散技術など














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