2026年5月、Eli Lilly and Company(本社:米国インディアナ州インディアナポリス、会長兼CEO:David A. Ricks)によって、インディアナ州レバノンにある複数の製造拠点へ45億ドルを追加投資すると発表がありました。(プレスリリース)
- インディアナ州レバノンの3拠点のうち2拠点に、追加で45億ドルを投資すると発表された。
- Lilly初の遺伝子医薬専用製造施設「Lilly Lebanon Advanced Therapies」が開設された。
- 肥満症・糖尿病関連薬や次世代治療薬の生産体制強化が見込まれた。
Eli Lilly and Companyは、インディアナ州レバノンにある製造拠点への追加投資を発表。対象となるのは、将来の原薬製造拠点である「Lilly Lebanon API」と、今回開設された同社初の遺伝子医薬専用製造施設「Lilly Lebanon Advanced Therapies」であった。
「Lilly Lebanon Advanced Therapies」は、遺伝子レベルで疾患に働きかける先端治療薬の臨床・商業生産を支える施設として設計された。研究段階から大規模な商業供給まで、幅広い遺伝子医薬モダリティに対応する施設になるとされている。
また、レバノン拠点はLillyの米国内製造拡大の中核と位置づけられている。2024年には、体重管理薬「Zepbound」や2型糖尿病治療薬「Mounjaro」の有効成分であるチルゼパチドを、同地のAPI拠点で製造する計画が発表されていた。
今回の追加投資では、Lilly初のFDA承認済み1日1回経口減量薬「Foundayo(orforglipron)」や、肥満症・心血管代謝疾患向けに後期開発段階にある「retatrutide」の生産も視野に入れた内容となっている。注射薬だけでなく、経口薬や次世代治療薬まで見据えた製造体制づくりが進められている点が注目される。
LillyのDavid A. Ricks会長兼CEOは、同社が未来の医薬品を発見するだけでなく、それを製造する世界最先端の工場も建設していると述べた。さらに、2027年に開設予定のLilly Lebanon APIは、米国史上最大の原薬製造拠点になる見通しだとされた。
今回の追加投資額は45億ドルで、対象はインディアナ州レバノンの2拠点とされた。Lillyのインディアナ州での資本投資コミットメントは、2020年以降で210億ドル超、米国内全体では500億ドル超に達している。
レバノンキャンパスでは、今回開設された「Lilly Lebanon Advanced Therapies」に加え、「Lilly Lebanon API」と「Lilly Medicine Foundry」を含む3つの施設が計画されている。












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