2024 年12月13日、三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:堀 健一)によって、米国の合成燃料(eFuel)メーカー「Infinium Holdings, Inc.」への出資を行ったと発表がありました。今回の出資はInfiniumのシリーズC資金調達ラウンドにおけるもので、今年2月のTwelve Benefit Corporationへの出資など、三井物産にとって合成燃料領域での取り組みを強化している様子が伺えます。
- 三井物産が、米eFuel企業InfiniumのシリーズCラウンドに出資。
- Infiniumは世界初の商用合成eFuelプラント稼働企業で、Amazonや航空会社が顧客。
- 三井物産はeFuel事業のポートフォリオ拡充とカーボンマネジメント事業の強化を目指す。
合成eFuelとは、再生可能エネルギーで水を電気分解して得られるグリーン水素と、CO₂を化学反応させて作る液体燃料で、従来の化石燃料と比べて温室効果ガス(GHG)排出量を90%以上削減できるとされる。エンジンやインフラの改修が不要な「ドロップイン型燃料」としても注目されており、電化が難しい航空・海運・長距離輸送などの分野での活用が期待されている。
Infiniumはこの分野の先駆者であり、独自のRWGS(逆水性ガスシフト)反応とLiquid Fuel Productionプロセスを用いた世界初の商用eFuelプラントをテキサス州コーパスクリスティにて2023年に稼働。Amazonはこのプラントで生産されるeディーゼルを配送トラックに使用しており、Borealisはeナフサを使って低炭素プラスチックを製造している。
現在、持続可能な航空燃料(eSAF)の生産に特化した第2工場がテキサス西部で建設中で、国際航空グループ(IAG)やアメリカン航空が購入を約束。BrookfieldやBreakthrough Energy Catalystといった著名投資機関も本プロジェクトに出資している。
三井物産は今回の出資を通じて、合成燃料事業を含むカーボンバリューチェーン全体の強化を図る。具体的には、DAC(直接空気回収)やバイオマス由来CO₂の回収・活用、CCS(炭素回収・貯留)、カーボンクレジットの創出・販売といった分野と連携させ、eFuelビジネスを地球規模で展開していく方針だ。
出資先企業概要:
- 会社名: Infinium Holdings, Inc.
- 本社所在地: アメリカ・カリフォルニア州サクラメント
- 設立年: 2020年
- CEO: Robert Schuetzle
- 従業員数: 約70名
- 事業内容: 超低炭素合成燃料(eFuel)やガス転換技術の開発・提供














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