2026年10月15日、米国勢調査局によって、2025年のアメリカン・コミュニティ・サーベイ(ACS)で医療保険の質問を変更した内容と、データ利用者への注意点に関するブログ記事の公開がありました。(ブログ記事|2025年ACS 1年推計の公開日程)
- 米国勢調査局が2025年ACSの医療保険の質問の変更点と、2022年の内容テストの結果を公表した
- 内容テストで複数保険の報告は16.1%から11.2%に減ったが、無保険率に有意な差はなかったとしている
- 2025年と前年の推計は慎重に比較するよう求め、2021〜2025年の5年推計では医療保険を除外する
米国勢調査局は2026年10月15日、ブログ「2025年アメリカン・コミュニティ・サーベイにおける医療保険の質問の変更」を公開した。筆者は医療・障害統計課の課長代理ブライアン・グラスマン氏である。ACSの医療保険の質問は、州や地方の医療保険のニーズを把握し、保健福祉省(HHS)などの連邦機関が資源を必要な地域に配分する際に役立てるためのもので、同局は2022年の内容テスト(コンテンツテスト)と利用者の意見を受け、2025年に質問を変更した。狙いは、公的保険の測定と直接購入保険の正確さを高めること、歯科・眼科・処方薬など1種類のサービスだけの非包括的な保険の報告を減らすこと、複数加入の誤った報告を減らすことの3点だという。
主な変更は次のとおり。回答方式は、はい・いいえの連続質問から「当てはまるものすべてに印」へ改め、回答者の負担を減らした。直接購入保険の選択肢はメディケアとメディケイドの後ろに移し、過大報告を抑える。退役軍人省(VA)とTRICAREの順序も入れ替えた。「マーケットプレイス」と「Healthcare.gov」を直接購入の選択肢に、「職業団体」を雇用主保険の選択肢に、「CHIP」をメディケイドの選択肢に追記し、VAの選択肢に「退役軍人」を明記し、新たに「無保険」の選択肢を加えた。また、非包括的な保険を含めないよう求める指示も追加した。データ処理でも、自由記述は他に有効な保険の種類を選んでいない場合にだけ既存の区分に分類し、処理全体を更新して、複数加入の過剰な補完を防ぐとしている。
2022年の内容テストは、プエルトリコ、アラスカ、ハワイを除く12万の住宅住所の全国標本で実施された。何らかの保険を持つ人の割合に有意な差はなかった一方、新しい質問では公的保険が1.3ポイント、民間保険が1.8ポイント低かった。民間保険で有意に下がったのは直接購入保険(4.2ポイント減)のみ、公的保険で有意に下がったのはメディケイド(2.0ポイント減)のみで、メディケイドのみの加入者に限ると0.6ポイントの差は有意ではなかった。複数種類の保険を報告した人の割合は16.1%から11.2%に低下し、自由記述の割合は4.5%から4.0%になった。また、局はこれを質問の目的に沿う結果とし、メディケイド全体の減少は追加の調査が必要としている。その後のメディケイド照合調査では、行政記録との一致率は従来の質問が91.2%、新しい質問が91.3%で、統計的な差はなかった。誤って加入と答えた割合は従来2.2%、新しい質問1.2%で、誤って未加入と答えた割合は従来6.6%、新しい質問7.5%だった。
データ利用者に対し、同局は、2025年の医療保険推計を過去の年と比較する際は注意するよう求めている。比較プロファイルの医療保険推計はdata.census.govに掲載されず、比較の指針と利用者向けの注記が1年推計と同時に公開される。人口6万5,000人以上の地域を対象とする1年推計(2024年は861郡、全体の27%)に加え、人口2万人以上の地域向けの補足「K」表(K202701〜K202703、2024年は1,919郡、60%)でも入手できる。5年推計では、2021〜2025年版から医療保険の変数を除外する。質問変更をまたぐ推計の橋渡しの研究が終わるまでの措置で、公表は2022〜2026年版になる見込みだ。代わりに、非公式の5年推計を示す説明用の表4種を公表する。なお、同局の別の公表予定によると、2025年ACSの1年推計は10月29日の公開で、10月22日に事前説明のウェビナーが開かれる。














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