2026年10月8日、米空軍省(DAF)によって、ノースロップ・グラマンと共同で行ったB-21レイダーの新しい最終組立ラインの起工についての発表がありました。(空軍省の発表|Military Times|The Aviationist)
- 空軍省とノースロップ・グラマンが9月29日、カリフォルニア州パームデールでB-21の最終組立ラインを起工した
- 100万平方フィート超の施設を新設し、年間の生産能力を25%高める。空軍は既存予算の45億ドルを充てる
- 飛行試験中のB-21は、2027年にサウスダコタ州のエルズワース空軍基地へ配備される予定としている
米空軍省(DAF)は2026年10月8日、ノースロップ・グラマンと共同で、カリフォルニア州パームデールの空軍第42工場に、B-21レイダーの新しい最終組立ラインを建設する起工式を9月29日に行ったと発表した。発表は、B-21の生産能力の拡大に向けた重要な一歩と位置づけ、実戦能力を統合軍へ早く届けるとしている。この起工により、100万平方フィート超(約9万3,000平方メートル)の新しい施設の建設が始まる。今年初めに発表された、B-21の生産能力の拡大の一環である。空軍省とノースロップ・グラマンの合意は、費用、日程、性能への注力を保ちつつ、年間の生産能力を25%高める内容だと説明している。
空軍省は、2025会計年度の財政調整(リコンシリエーション)法に基づく、すでに承認され、予算が付いた45億ドルを使い、承認済みの調達計画である100機のB-21の生産を早めるとしている。発表は、この計画の中で実績を示してきた点を生かし、次世代のステルス爆撃機の引き渡し期間を縮めるという。ノースロップ・グラマン側の投資額は発表に書かれていない。
The Aviationistは、同社のキャシー・ウォーデンCEOが2026年4月の決算会見で、B-21の生産能力の増強に25億ドルを投じると明かしたと伝えている。政府の45億ドルとは出所が別で、合計は示されていない。なお、同誌は、計画の100機を超える調達の増加について、空軍が正式に約束した事実はなく、新工場の建設とは別の話だとも指摘している。
式典には、戦争省の「重要主要兵器システム」ディレクターのデール・ホワイト大将、空軍のウィリアム・ベイリー氏(調達・技術・兵站担当の空軍次官補の職務を代行)、ノースロップ・グラマンのB-21事業責任者のクリス・アダムズ氏らが並んだ。ホワイト大将は、この起工は建設を超えて、国が必要とする能力を安全保障環境の求める速さで届ける持続的な決意を表すもので、B-21は空軍の将来の長距離打撃能力の土台になると述べた。B-21計画を指揮するニコラス・ジョーダン大佐は、パームデールへの投資が、増産に必要な設備、人員、製造能力を提供すると述べている。B-21は、厳しい対立環境で動く長距離の侵入型打撃機で、ステルス、強靭なネットワーク、データ駆動型の指揮統制を備える。空軍省は、通常兵器と核兵器の両方を運べる、核戦力の近代化戦略の要だとしている。
B-21は現在も飛行試験の段階にあり、2027年にサウスダコタ州のエルズワース空軍基地に機体を並べる見通しである。今回の発表は、現在の年間生産数、製造済みの機数、1機当たりの価格、契約額、雇用の人数、新施設の完成時期を示していない。式典の写真の説明は、アダムズ氏の肩書を、片方が「B-21プログラムの責任者」、もう片方が「部門担当副社長兼B-21事業のゼネラルマネジャー」としており、2つの説明で表記が異なる。













Leave a Reply