2026年7月16日、IRS(米国内国歳入庁)によって、税務関連のなりすまし(ID盗難)から身を守る有効な手段として、本人確認番号「Identity Protection PIN(IP PIN)」の取得を納税者に呼びかけられました。ソーシャルセキュリティ番号(SSN)または個人納税者番号(ITIN)を持つ人であれば、海外在住者を含め誰でも無料で申請できるとのことです。(Tax Tip)
- IRSが税務関連のなりすまし対策としてIP PINの取得を納税者に呼びかけている。
- SSNかITINがあれば海外在住者も含め誰でも無料で6桁の番号を取得できる。
- IRSが電話やメールでIP PINを尋ねることは一切なく詐欺の可能性が高い。
IRSは7月16日付のTax Tip(Tax Tip 2026-56)で、税務に関連するなりすまし被害を防ぐ最も有効な方法の一つとして、Identity Protection PIN(IP PIN)の取得を挙げた。IP PINは、納税者本人とIRSだけが知る6桁の固有番号で、連邦税の申告時に本人確認を行うために使われる。申告義務がない場合でも、納税者のアカウントを保護する効果がある。
取得できるのは、SSNまたはITINを持つ人で、海外在住の納税者も対象となる。費用は無料だが、IP PINを受け取る前に本人確認(identity verification)を完了させる必要がある。なお、税理士などの税務専門家がクライアントに代わってIP PINを申請することはできない。ただし、納税者から提供された番号を、申告書の作成・提出時に使用することは可能だ。
IP PINはセキュリティ強化のため毎年新しい番号が発行される。オンラインで申請した納税者は、毎年1月中旬から下旬にかけて新しい番号を自分で取得し直す必要がある。IP PINを受け取った納税者は、その年に提出するすべての連邦税申告書に番号を記載しなければならない。過年度分の申告書や修正申告書も対象に含まれる。
詐欺への注意も呼びかけられている。IRSが電話・メール・テキストメッセージ・SNSを通じて納税者にIP PINを尋ねることは決してない。こうした連絡があった場合はなりすましの可能性が高い。
最も早く簡単な取得方法は、IRSの個人アカウント(IRS Individual Account)を利用することだ。サインイン後、プロフィール内のIP PINオプションを選択すればよい。アカウントを持っていない場合は、IP PINを申請する前に本人確認プロセスを完了させる必要がある。
オンラインで本人確認ができない納税者にも代替手段が用意されている。調整後総所得(AGI)が個人で8万4,000ドル未満、夫婦合算申告で16万8,000ドル未満の適格な納税者は、Form 15227(Application for an Identity Protection Personal Identification Number)を提出して申請できる。オンラインでも電話でも本人確認ができない場合、Form 15227の利用資格がない場合、または技術的な問題が生じた場合は、納税者支援センター(Taxpayer Assistance Center)に予約を取り、対面で手続きを完了させることができる。













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