2026年4月30日、西日本鉄道株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:林田浩一)から、国際物流事業におけるグローバル戦略の加速と中長期的かつ持続可能な成長の実現に向け、米国イリノイ州に新会社「NNR GSP, Inc.」を設立し、2026年4月1日より業務を開始したと発表がありました。(プレスリリース)
- 西日本鉄道が米イリノイ州に国際物流の統括新会社NNR GSPを設立し業務を開始した。
- 資本金800万ドルの全額出資会社で、社長にはJeff McDonald氏が就任した。
- 大手荷主の入札対応や物流ルート最適化を担い発着地を問わずワンストップ受注が可能になる。
西鉄グループは2026年3月3日に米国で新会社「NNR GSP, Inc.」を設立し、同年4月1日より業務を開始した。同社は「Engine of Growth(グループ成長の原動力となること)」をミッションに掲げ、国・地域をまたいで迅速かつ精度の高い意思決定を行うことで、国際物流事業の円滑化および拡大を図る。
NNR GSP, Inc.の本社は、Two Pierce Place, Suite 1800, Itasca, IL 60143(NNR USA本社と同一住所)に置かれる。資本金は800万米ドル(約12億7,200万円、1米ドル=159円・2026年4月27日時点)で、西日本鉄道株式会社が100%出資する。社長にはJeff McDonald氏が就任した。
同社は、貨物輸送の実務を担う既存の日本・海外拠点を統括し、グローバルに事業を展開する大手荷主企業(グローバルアカウント、以下「GA」)を対象とした営業および調達を行う中核組織と位置づけられる。主な業務は、GA案件の入札対応、航空運賃の条件改善など物流ルート・調達の最適化、グループ全体での取扱重量拡大に向けた戦略立案の3つだ。各部門間の連携を強化し、一貫性のある営業アプローチを推進する。
なおGAとは、複数の国・地域に拠点を持ち国際輸送を行う企業のうち、物流業者の選定や契約を本社・統括部門で一元的に管理している企業を指す。従来の営業体制では、貨物の発着地にあわせて日本・海外の各拠点がそれぞれ対応する分散構造だったが、同社の設立により、GAは貨物の発着地にかかわらず統一されたGSPの窓口を通じて取引が可能となり、ワンストップで貨物輸送を発注できるようになる。
西日本鉄道の国際物流事業は、本部を東京都中央区日本橋に置き、利用運送事業・航空運送代理店業・通関業を手がける。拠点数は26カ国・地域118拠点(2026年4月時点)。1948年に航空代理店業を開始し、1957年には日本で初めて国際貨物の混載事業をスタート。1971年には初の海外現地法人を米国に設立している。1983年に単独混載事業者(フォワーダー)へ進出しWACOグループに加盟、1985年から海上貨物の取り扱いも開始した。近年は2022年に福岡ロジスティクスセンター、2024年に関東ロジスティクスセンターを開設している。












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