2026年7月14日、United Microelectronics Corporation(UMC)(本社:台湾・新竹)によって、シンガポールの12インチウエハー工場において、シリコンフォトニクスウエハーの量産を開始したと発表がありました。(プレスリリース)
- UMCがシンガポール12インチ工場でシリコンフォトニクスウエハーの量産を開始した。
- SILITHと協業し18カ月で1.6T対応プラットフォームを量産段階へ引き上げた。
- AIとハイパースケールデータセンター向け高速光インターコネクト需要に対応する。
台湾第2位のファウンドリであるUnited Microelectronics Corporation(UMC)は7月14日、シンガポールの12インチウエハー工場でシリコンフォトニクスウエハーの量産を開始したと発表した。商用生産の第1ロットは、シンガポールを拠点とするシリコンフォトニクス設計専業(ファブレス)企業のSILITH Technologyとの協業によって実現し、同社が製品の引き渡しを受けた。
今回の協業では、SILITHのフォトニクス設計技術とUMCの12インチウエハー生産能力・プロセス技術を組み合わせ、SILITHの毎秒1.6テラビット(1.6T)シリコンフォトニクス・プラットフォームの大量生産を支える。UMCの先進的なプロセス統合技術とSILITH独自のシリコンフォトニクス・アーキテクチャを活用し、両社は約18カ月をかけて開発から量産準備までを完了させた。
UMCのG.C. Hung(洪圭鈞)上級副社長は、SILITHとの協業を誇りに思うとした上で、シンガポールは強力な12インチウエハー製造能力に加え、UMCにとって重要な技術開発ハブでもあり、SILITHとの迅速な量産立ち上げを可能にしたと述べた。今後も製造能力を強化し、顧客の需要拡大に応えるとともに次世代フォトニクス応用を加速させる方針を示した。
両社はSILITHの200G/レーン製品の商用化の成功を踏まえ、次世代の400G/レーン光インターコネクトに向けてロードマップを拡張する。UMCはまた、自社の12インチシリコンフォトニクス・プラットフォームを2027年までに顧客の製品開発向けに提供する計画だ。
UMCの業績は堅調に推移している。6月の売上高は前年同月比22.85%増の231億2,000万台湾ドル(約7億1,921万米ドル)、上半期累計では11.28%増となった。Citiのアナリストは下半期の見通しが改善しているとして、2026年第2四半期に前四半期比13%の増収と粗利益率の回復を予測している。ただし発表当日の台湾市場では、UMC株は一時5%近く下落し、その後下げ幅を縮めて1.6%安で推移した。
UMCの動きは、台湾のテック企業がシンガポールへ製造拠点を拡大する大きな流れの一部でもある。シンガポールは世界の半導体サプライチェーンにおける地域拠点として成長しており、King Yuan Electronics Corp.や、TSMCが出資するVanguard International Semiconductor Corporationも進出。VanguardはオランダのNXP Semiconductorsと組み、同国に78億ドル規模の工場を建設する。シリコンフォトニクスは超高速のデータ伝送・処理に不可欠な技術で、Polaris Market Researchによれば市場規模は2026年に約37億1,000万ドルに達すると推計される。












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