2026年6月8日、ニューヨーク州のホークル知事とMTA(首都圏交通公社)によって、マンハッタンの「2番街地下鉄(セカンドアベニュー線)」フェーズ2の本格的な工事の起工式が行われたと発表がありました。イーストハーレムに新たに3つの駅を整備する計画で、約100年越しの構想がいよいよ大きく動き出します。(州の発表)
- ニューヨーク州とMTAが、マンハッタンの2番街地下鉄フェーズ2の本格工事の起工式を行ったことが発表された。
- イーストハーレムに3つの新駅(106丁目・116丁目・125丁目)を設け、Q系統を延伸する計画が示された。
- フェーズ1の教訓を生かして10億ドル超のコスト削減が見込まれ、工事が予定より6か月早く始められることが明らかになった。
約100年越しの計画が、いよいよ本格的に動き出す。ニューヨーク州のホークル知事とMTA(首都圏交通公社)は、マンハッタンの「2番街地下鉄(セカンドアベニュー線)」フェーズ2の本格的な工事の起工式を行った。2027年初めには、巨大なトンネル掘削機(TBM)を地中に下ろし、120丁目から125丁目に向けて新しいトンネルを掘り始める。
フェーズ2は、Q系統を96丁目から125丁目まで北に延ばし、さらに西のパーク街へと約1.5マイル延伸する。イーストハーレムに106丁目・116丁目・125丁目の3つのバリアフリー駅が新設され、約10万人の地域住民の足となる。アッパー・イーストサイドやミッドタウン西部、コニーアイランドへ乗り換えなしで移動でき、所要時間は最大20分短くなるという。125丁目では、レキシントン街線(4・5・6系統)やメトロノース鉄道とも接続する。
MTAは、フェーズ1の教訓を生かし、これまでに10億ドルを超えるコスト削減を実現したとしている。事前の電線・配管の移設などにより、工事は当初より6か月早く始められる見込みだ。掘削に使うTBMは、重さ150万ポンド超、直径23フィートのタングステンカーバイド製カッターを備える最新型。硬い岩と軟らかい土を掘り分け、掘り進みながらトンネルの壁を補強していく。
2番街の地下鉄は、1920年代から構想され、1972年に一度着工したものの、財政危機で1975年に中断された経緯がある。当時のトンネルの一部は再利用される。事業費は約69.7億ドルで、連邦資金や混雑課金(コンジェスチョン・プライシング)の収入も充てられ、2032年の開業を目指す。なお、地域には数千人分の建設の仕事も生まれる。












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