2026年4月、Stellantis N.V.(本社:オランダ・アムステルダム、CEO:Antonio Filosa)とMicrosoft Corporation(本社:米国ワシントン州レドモンド、CEO:Satya Nadella)によって、AI、サイバーセキュリティ、エンジニアリング分野での高度な機能を共同開発する5年間の戦略的協業について発表がありました。(プレスリリース:Stellantis|Microsoft)
・StellantisとMicrosoftが、5年間の戦略的協業を発表した。
・販売、カスタマーケア、製品開発、業務運営などで100件以上のAI施策を共同開発する計画であった。
・Microsoft Azureを活用したクラウド近代化により、2029年までにデータセンターの設置規模を60%削減する目標が示された。
今回の協業では、Stellantisが持つ自動車開発の知見、複数ブランドを展開する事業規模、グローバルな運営体制と、Microsoftのクラウド、AI、セキュリティ技術を組み合わせる内容で、特に注目されるのは、100件以上のAI施策を共同で進める点だ。対象となる分野は、カスタマーケア、製品開発、業務運営など幅広く、AIを活用した製品開発や検証、予測保全、テスト、新しいデジタル機能の迅速な展開などが含まれた。
たとえばPeugeotのドライバーには、都市部でより効率的にエネルギーを使うための運転アドバイスや、車両状態に関する先回りした通知、日常利用を改善する機能アップデートなどが提供される可能性が示された。車そのものだけでなく、運転体験全体をデジタルで進化させていく動きとなる。
また、StellantisはAIを活用したグローバル・サイバー防衛センターを導入・運用する方針で、このセンターは、ITシステム、コネクテッドカー、製造拠点、デジタル製品を対象とし、AI分析によってサイバー脅威をより早く検知・予測することを目指すものとされた。
Jeepのように遠隔地で使われる車両でも、安定した接続性や保護されたデータアクセスを確保する狙いがあるとのことで、モバイルアプリや車載サービスを含め、車とデジタルサービスがつながる時代に合わせたセキュリティ強化といえる。
クラウド面では、StellantisがMicrosoft Azureを活用してインフラを近代化する計画が示された。2029年までにデータセンターの設置規模を60%削減する目標が掲げられ、より柔軟で拡張性のあるデジタル基盤の構築が進められる見込み。
さらに、Stellantisの全従業員はCopilot Chatを利用できる状態にあり、選定された職種向けにMicrosoft 365 Copilotのライセンス2万件が初期導入されることも発表された。専用のトレーニングプログラムも用意され、日々の業務でAIを活用しやすくする体制が整えられるとのこと。












コメントを残す