2025年11月、Netflix, Inc.(本社:アメリカ・カリフォルニア州ロスガトス、CEO:テッド・サランドス)によって、ニュージャージー州モンマス郡の旧米軍基地「フォート・モンマス」にて、9億300万ドル(約1,300億円)を投じたメガスタジオ建設計画の最終段階が現地で承認されたと発表がありました。
- フォート・モンマス跡地289エーカーを活用した巨大スタジオ計画。
- 最終フェーズとして、屋外撮影用敷地や機材ヤードなどを整備。
- 税制優遇制度「PILOT」により、地元自治体に数十年にわたる収益が見込まれる
Netflixが開発を進めているスタジオ計画は、第二次世界大戦時代の米軍施設だった「フォート・モンマス」跡地を再活用し、総敷地面積289エーカー(約117ヘクタール)に及ぶ一大製作拠点を構築するもの。OceanportおよびEatontownの両市にまたがり、計12のサウンドステージ(合計約46,000平方メートル)や製作・管理棟、ホテル、劇場、レストラン、一般来場者向けの施設などが設置される予定。
このたび承認された最終フェーズでは、79エーカーの敷地に屋外撮影用のスペース、機材やトレーラーのヤード、新たな道路や排水設備が整備される。また、老朽化した47棟の軍用倉庫やメンテナンス施設は解体され、うち5棟は保守・保管施設として改修される。
建設にあたっては、地域住民からの騒音・交通・照明への懸念もあったが、Netflixは緑地帯の拡充や、交通信号・道路インフラの改善を郡と協議のうえ進める方針を示した。また、撮影は常時ではなく断続的に行われ、撮影時のみ24時間体制の警備が入るという。
フォート・モンマスは1917年に設立され、FMラジオの開発などで知られた米軍施設だが、2011年に閉鎖。その後の再開発の一環としてNetflixが用地を取得し、段階的にスタジオ整備を進めている。初期段階の工事はすでに開始済みで、全体完成は2028年を見込む。
Oceanport市は、Netflixとの間で「PILOT(税控除制度)」に基づく30年間で6,500万ドルの収益を見込む合意に達しており、Eatontown市もすでに4,700万ドルの即時支払いを含む合意を締結。これにより、地域の道路や公共施設の整備も進められる見込み。













コメントを残す