2025年9月、デンマークの製薬会社Novo Nordisk, Inc.(本社:デンマーク・バグスヴェア、CEO:マイク・ダウスダール)によって、世界で約9,000人、うち5,000人をデンマーク国内で削減する大規模な人員整理を開始すると発表がありました。
- グローバルで約11%にあたる9,000人の人員削減を実施。
- 年間80億デンマーククローネ(約1,250億円)のコスト削減を見込む。
- 削減分の資源は、肥満症および糖尿病治療薬の研究開発と成長機会へ再投資される予定。
ノボ ノルディスクは、同社の主力製品である肥満症治療薬「ウゴービ(Wegovy)」および糖尿病治療薬「オゼンピック(Ozempic)」の需要拡大と競争激化に対応するため、組織構造の簡素化と意思決定の迅速化を目的に大規模なリストラを実施する方針を示した。これにより、グローバル全体で11%に相当する約9,000人の削減が予定されており、デンマーク国内での削減数は5,000人にのぼる。
CEOのマイク・ダウスダール氏は「市場は特に肥満治療領域で競争が激化しており、より成果主義の文化と投資の重点化が必要だ」とコメント。今後は、肥満症および糖尿病分野における研究開発や製品強化へと資源を集中させる。
削減によるコスト削減は2026年末までに年間80億デンマーククローネに達する見込みであり、その一方で、同額程度の一時的なリストラ費用が発生するとしている。
追加情報
ノボ ノルディスクは2025年に入り2度目の業績予測引き下げを行っており、7月には「ウゴービ」のジェネリック製品の流通拡大による競争激化を理由に、売上および利益予測を下方修正したばかり。株価も22%下落するなど、経営環境の変化が続いていた。
5月にはCEOが交代し、長年の社内ベテランであるマイク・ダウスダール氏が新たに指揮を執っている。今回のリストラ策は「新CEOによる最初の大規模アクション」として市場からも注目されている。
アナリストからは「一時的なコストや業績見通しの下方修正はあったが、戦略転換としては評価できる」との声もあり、デンマーク株式市場では同社株が2.1%上昇。一方で、米国での預託証券は0.3%下落した。
















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