2025年9月10日、株式会社JERA(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小野田 聡)が、米国アラスカ州のLNG輸出プロジェクト「Alaska LNG」と、年間100万トンの液化天然ガス(LNG)を20年間にわたって購入する意向表明書(LoI)を締結したと発表がありました。
- JERAが米アラスカLNGプロジェクトから、年間100万トンのLNG供給を受ける意向を表明。
- 契約は20年間の長期供給で、Free-on-Board(本船渡し)条件とされた。
- プロジェクトはアジア市場への近接性と安定したガス資源により、供給面で優位性を持つ。
アラスカLNGプロジェクトは、米エネルギー省に唯一認可された太平洋岸のLNG輸出プロジェクトで、グレンファーン社(Glenfarne)が75%の株式を保有し、主導している。同プロジェクトは年2,000万トンの生産能力を持ち、アラスカ州の豊富な天然ガス資源を活用しながら、アジア市場への近接性によって輸送コストとCO₂排出削減効果が期待されている。
JERAは今回の意向表明により、プロジェクトの経済性やスケジュールを引き続き評価しつつ、グレンファーン社と連携を深めるとしている。
グレンファーン社は2025年3月にプロジェクトの主導権を取得して以降、台湾のCPCやタイのPTTなど、既に供給能力の50%以上にあたる商業契約を仮締結しており、JERAとの合意によってさらにアジア市場向けの需要に応える体制が整いつつある。
プロジェクトは2段階の開発戦略を採用しており、第1段階ではアラスカ州内向けのパイプライン建設を優先し、早期の地元供給を実現する予定。第2段階では輸出ターミナルや関連インフラを整備し、2025年末にパイプラインの最終投資判断(FID)、2026年にはLNG輸出施設のFIDが予定されている。
追加情報
このプロジェクトは、同種の他の米国案件と比べてCO₂排出が少なく、アジア市場への短距離輸送による環境負荷の低減が見込まれている。また、米国エネルギー省の分析によると、アジアでの石炭代替により年間最大7,700万トンのCO₂削減効果があるとされた。














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