2026年10月12日、ネスレ・メキシコ(Nestlé México)によって、メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領との会談での、2028〜2030年の新たな投資の発表がありました。(プレスリリース)
- ネスレがメキシコで2028〜2030年に10億ドルを追加で投資すると、同国の大統領との会談で発表した
- 2025〜2027年の10億ドルに続く投資で、製造能力の強化、設備の更新、技術の導入、持続可能な工程に充てる
- 内訳、場所、雇用の人数は示されていない。メキシコ産の原料の調達と、農家の支援を強める方針である
ネスレは2026年10月12日、メキシコで95年超の事業を続けてきた節目として、2028〜2030年の期間に10億ドルを新たに投資すると発表した。メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領との会談の場で明らかにしたもので、会談には、マルセロ・エブラルド経済相、マラト・ボラーニョス労働・社会福祉相(Marath Bolaños)、経済省のシメナ・エスコベド産業・商業次官、農業・農村開発省のエルネスト・ラドロン・デ・ゲバラ金融・リスク管理総局長が出席した。ネスレ側は、フィリップ・ナブラティル最高経営責任者(CEO)、米州担当のジェフ・ハミルトンCEO、ネスレ・メキシコのファウスト・コスタCEOらが参加した。メキシコを、ネスレの世界の戦略市場の1つと位置づけている。
今回の10億ドルは、2025年1月に発表した2025〜2027年の10億ドルに続くもので、両方を合わせると2025〜2030年に20億ドルになる。前の投資は進行中で、メキシコ州のMAGGI工場の近代化と増強、グアナファト州のPurina Experience Center、ベラクルス州のNESCAFÉ工場の増強が含まれる。2025年1月の発表は、ベラクルス、グアナファト、ケレタロ、メキシコ州の工場の生産ラインの増強と新しい物流センターの建設を挙げ、輸出拠点にする考えを示していた。2028〜2030年の分は、生産・製造能力の強化、施設の近代化、技術の導入、より効率的で持続可能な工程の開発に充てるとしている。
コスタCEOは、新しい段階はメキシコの可能性への信頼を表すもので、製造能力を強め、メキシコの農業を支え、強く競争力のある持続可能なバリューチェーンを通じて機会を生み続けたいと述べた。成長戦略には、国内産の原料の継続的な調達を通じた、メキシコ農業とローカルのバリューチェーンの強化が含まれる。農村開発の例として挙げたのが「Plan NESCAFÉ」で、持続可能で再生型の農業を促し、これまでに1万6,000人超の農家を研修し、7,200万本超の苗木を配り、2,000人超の生産者に継続的な農業指導を行ったという。現地紙La Silla Rotaによると、コスタCEOはメキシコが9年間にわたり重要な輸出拠点で、ネスレにとって世界で4番目に重要な国であり、輸出額は2025年に10億ドルに達したと述べた(同CEOの発言として伝えたもの)。
発表には、10億ドルの事業別・年別・場所別の内訳、雇用の増減の数字がない。リリースは、シェインバウム大統領やエブラルド経済相の発言も載せておらず、メキシコ政府側の発表は今回調べた範囲では見つからなかった。














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