2026年4月、Shell, plc.(本社:英国ロンドン、CEO:Wael Sawan)によって、カナダのエネルギー企業ARC Resources, Ltd.を買収することで合意したと発表がありました。(プレスリリース)
- カナダのARC Resourcesを約136億ドルで買収することで合意。
- シェールガス・LNG関連資産の強化により生産成長率向上が見込まれた。
- 低コストかつ低炭素強度の資産取得で長期的な収益拡大が期待された。
今回の買収は、カナダ西部のモントニー層に強みを持つARC Resourcesを取り込むことで、Shellの資源ポートフォリオを強化する狙いがあった。取得により、日量約37万バレル相当の生産が即時追加され、2030年までの生産年平均成長率(CAGR)は従来の約1%から約4%へと引き上げられる見通しとなった。
ARCは低コストかつ低炭素強度のシェールガス・液体資源を有しており、Shellの既存事業との相乗効果が期待されている。特に、カナダにおけるLNG事業の拡大に寄与し、長期的なエネルギー供給基盤の強化につながるとされた。
取引条件としては、ARC株主に対し現金とShell株式の組み合わせで対価が支払われ、1株あたり約32.80カナダドル(約20%のプレミアム)と評価された。取引総額は企業価値ベースで約164億ドルに達する見込みであった。
また、本件により約20億バレル相当の埋蔵量が追加されるほか、年間約2億5,000万ドルのシナジー効果も見込まれている。取引完了は2026年後半を予定しており、株主および規制当局の承認が前提となる。
Shellは今回の買収により、カナダを重要な中核拠点と位置付け、低排出で持続可能なエネルギー供給体制の構築をさらに進めていく方針とのこと。













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