2025年10月29日、日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 兼 CEO:森田 隆之)によって、アメリカのCSG Systems, Inc.を買収する契約を締結したと発表がありました。買収額は1株あたり80.70米ドル、総額約29億米ドル(日本円換算で約4,385億円)とされています。
- NECが米国SaaS企業CSGを約4,385億円で買収する契約を締結。
- 顧客基盤やサービスラインの統合でグローバル展開を強化。
- ネットクラッカー社との連携で通信・金融・医療分野のDX支援に期待。
今回の買収は、NECがCSG社の全株式を現金で取得するもので、買収額はCSGの10月28日終値(68.75米ドル)に対し17.38%のプレミアム、過去30日間の平均株価に対しては23.07%のプレミアムを加えた価格となる。
CSGは北米を拠点に、通信業界を中心とした請求・決済システムや顧客管理などのSaaSサービスを提供しており、世界中に顧客基盤を持つ成長企業。NECは傘下に持つNetcracker(ネットクラッカー)社との相乗効果により、BSS/OSS(業務支援・運用支援システム)の分野でグローバルに事業拡大を図る方針だ。
この買収により、NECのソフトウェアポートフォリオが一層強化され、AIやクラウドを活用した次世代ソリューションの提供力が高まると見込まれている。特に、通信、メディア、金融、医療、物流、小売などの高成長市場において、デジタルトランスフォーメーション(DX)のニーズに応える競争力を一段と高めることになる。
NECとCSGの両社取締役会はこの買収を全会一致で承認しており、買収完了は2026年内を予定。CSGの株主承認および各国の規制当局の承認など、所定の条件が整い次第、最終的にCSGはNECの完全子会社として統合される計画だ。
また、今回の取引においては、NEC側のアドバイザーとしてゴールドマン・サックス(金融)、フレッシュフィールズ(法律)、FGSグローバル(戦略コミュニケーション)が関与。CSG側はジェフリーズ(金融)、シンプソン・サッチャー&バートレット(法律)、Joele Frank社(コミュニケーション)などがサポートを行っている。












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