2025年7月、パナソニックグループのパナソニック エナジー株式会社(本社:東京都、代表取締役CEO:多田野 一郎)によって、米国カンザス州デソト市に建設した円筒形リチウムイオン電池の新工場「カンザスファクトリー」が開所したと発表がありました。
- 米国で2拠点目となるEV用リチウムイオン電池工場が開所し、量産を開始。
- 総投資額は約40億ドル、生産能力は年間約32GWhを目指す。
- 最大4,000人の直接雇用を創出し、地域経済に年間25億ドル規模の波及効果を見込む。
カンザス州デソト市に位置するこの新工場は、敷地面積約300エーカー(約120万㎡)、建屋面積約44万㎡の規模を誇る。円筒形2170セルの量産をすでに開始しており、既存のネバダ工場(年間41GWh)と合わせると、北米での生産能力は年間73GWhに達する見込みだ。
新工場はネバダ工場と比べて生産効率が約20%高く設計されており、将来的には容量を約5%向上させた次世代セルの導入も予定されている。これにより、自動車メーカーが進めるEV生産拡大に対応し、安定した電池供給体制を確立する方針だ。
また、カンザス大学をはじめとする教育機関との連携により、技術開発や人材育成にも力を入れる。州内外の雇用創出だけでなく、米国の製造業基盤強化やサプライチェーンの強靭化にもつながることが期待されている。
今回の開所式にはカンザス州のローラ・ケリー州知事をはじめ、連邦・州政府関係者が多数出席。「州史上最大の経済開発プロジェクト」として注目を集めており、地域社会に長期的な利益をもたらす投資として歓迎されている。
パナソニック エナジーは、これまでに累計190億セルを供給し、約370万台のEVを支えてきた実績を持つ。今後もCO₂削減に資するEV普及を推進し、北米での電池生産拡大と持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。















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