2026年5月、株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、代表執行役 執行役社長兼CEO:徳永 俊昭)によって、AI企業Anthropic PBCと戦略的パートナーシップを締結し、先進的なAIの活用により「Lumada 3.0」を強化すると発表がありました。(プレスリリース)
・日立とAnthropicが戦略的パートナーシップを締結し、Lumada 3.0の強化が発表された。
・Claudeなどの先進AIを活用し、社会インフラの開発・運用・セキュリティ強化を進める計画。
・北米・欧州・アジアを横断する「Frontier AI Deployment Center」が設立された。
今回の提携は、AIをサイバー空間だけでなく、製造・保守・インフラ運営などの現実世界に活用する「フィジカルAI」の社会実装を見据えた取り組みとなる。
日立は、長年にわたり培ってきたIT・OT・プロダクトの知見と、社会インフラ分野でのドメインナレッジを強みとしている。そこにAnthropicのAIモデル「Claude」が持つ高度なコード生成・解析能力や推論能力を組み合わせることで、ミッションクリティカルな現場でも安全にAIを活用できる環境づくりを進める方針が示された。
具体的には、金融、交通、電力などの重要インフラを対象に、システム開発・運用の効率化や品質向上、サイバー攻撃の検知・対応の高度化などが進められる。日立のセキュリティ専門組織「Cyber CoE」とAnthropicが連携し、社会インフラのサイバーレジリエンスを高めることも盛り込まれた。
また、日立グループ約29万人の全ビジネスプロセスにもClaudeなどの先進AIを導入し、生産性向上を図る計画で、ソフトウェア開発の工数削減、コーポレート業務の効率化、ハードウェア保守・運用業務の自動化などを対象に、社内での大規模なAI活用を進める内容となっている。
さらに、10万人規模のAIプロフェッショナル人財を育成するプログラムも開始され、日立はこの自社実践を「カスタマーゼロ」と位置づけ、そこで得た知見を次世代ソリューション群「HMAX by Hitachi」の高度化に活用する方針としている。
また、日立は、北米・欧州・アジアを横断するグローバル組織「Frontier AI Deployment Center」を設立した。
この組織では、AnthropicのApplied AI担当者と、日立のIT・OT・プロダクト、セキュリティ分野の専門家が共同チームを組み、フィジカルAI領域でのユースケース創出や技術実装、ソリューション開発を進める。共同チームは当初約100人規模で始まり、将来的には300人規模を目標に拡大される計画となる。











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