2025年4月28日に行われたカナダ総選挙で、与党・自由党が勝利を収めたと報じられました。カナダ銀行やイングランド銀行の総裁を歴任したマーク・カーニー氏が、引き続き政権を担うことになります。
概要
数カ月前までは敗北が予想されていた自由党が、トランプ米大統領への強硬姿勢を前面に押し出したカーニー氏の戦略によって支持を回復。単独過半数には届かなかったものの、第一党の座を維持し、引き続き政権を担当する見込。
詳細
- 総選挙の結果、自由党は168議席を獲得またはリードし、最大野党の保守党(144議席)を上回った。
- だが、過半数の172議席には届かない可能性が高く、他党との協力が不可欠となる。
- とくにケベック州のみで候補者を立てるケベック連合がキャスティングボードを握ると見られる。
- マーク・カーニー氏は民間から政治の世界に転身してわずか3カ月半で自由党党首に就任。
- 経済専門家としてのキャリアと、トランプ政権への明確な対抗姿勢が、国民の信頼を集める要因となった。
- カーニー氏は選挙期間中、「エネルギー超大国カナダ」の構想を打ち出し、米国への依存を減らす経済戦略を強調していた。
- 一方、保守党のピエール・ポワリエーブル党首は敗北を認め、自身の議席も失った。
- 同党は一時、自由党を20ポイント以上リードしていたが、トランプ政権の過激な対カナダ政策が有権者の反発を招いたと分析されている。
- トランプ大統領はカナダの「51番目の州」化をたびたび示唆していたが、カーニー氏はこれを真っ向から否定。
- 今後の米加関係については「対等な条件でのみ協議に応じる」との方針を強調した。
- トランプ氏とは選挙翌日に電話会談を実施。
- 今後の対話継続については合意したが、G7サミット(6月、カナダ開催)が両国関係の「試金石」になるとカーニー氏は述べている。
- アメリカとの貿易戦争が引き金となった今回の選挙は、経済と主権をめぐる国民の選択が色濃く反映された内容となった。
- 自由党は今後、NDPなど進歩的な政党との連携も模索する構え。















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