2026年9月30日、ソフトバンクグループによって、米国の資産運用会社DigitalBridge Group, Inc.の買収完了の発表がありました。(プレスリリース|DigitalBridge Form 8-K|買収発表(2025年12月29日))
- ソフトバンクグループが9月30日、米DigitalBridgeの全発行済み普通株を約31億ドルで取得した
- DigitalBridgeは支配下の子会社となり、マーク・ガンジ氏が率いる独立した運営体制を続ける
- 1株16ドルの現金で、NYSEの上場は廃止。2025年12月の発表時の企業価値は約40億ドルだった
ソフトバンクグループ(SBG)は2026年9月30日(米国時間)、デジタルインフラへの投資に特化した世界的なオルタナティブ資産運用会社DigitalBridge Group, Inc.(本社:フロリダ州ボカラトン、2016年設立)の全発行済み普通株を約31億ドルで取得し、買収を完了したと発表した。
DigitalBridgeはSBGの支配下の子会社となり、マーク・ガンジ最高経営責任者(CEO)が率いる、独立して運営されるプラットフォームとして事業を続ける。データセンター、携帯電話基地局の鉄塔、光ファイバー網、スモールセル、エッジインフラなどに投資する会社で、財務状況と業績は買収日からSBGの連結財務諸表に含まれる。
DigitalBridgeが米証券取引委員会(SEC)に提出した臨時報告書(Form 8-K)によると、クラスA・クラスB・パフォーマンスの各普通株と営業パートナーシップの持ち分は、1株(口)あたり16ドルの現金に転換された。資金は、SBG傘下のSoftBank Group Overseas GKから親会社への出資と、DigitalBridgeおよび子会社の手元資金で賄った。優先株(H・I・J種)は上場廃止後も残り、保有者の選択で現金(H種11.28ドル、I種14.43ドル、J種15.16ドル)に転換できる。普通株はニューヨーク証券取引所での取引が9月30日に停止され、上場廃止の手続きに入った。取締役はガンジ氏を除く全員が退任し、買収目的会社の取締役だった3人が就任した。SBGの発表は「約31億ドル」だが、2025年12月の買収発表時にDigitalBridgeが示した企業価値は約40億ドルで、両者の差は両社の資料では説明されていない。
買収は2025年12月29日に発表された。1株16ドルは、12月26日の終値に15%、直近の52週間の平均終値(12月4日時点)に50%上乗せした水準で、同社によると、運用するインフラ資産は1,080億ドルとなる。また、株主は2026年4月23日の臨時総会で、投票の約96%の賛成で承認した。9月21日には、連邦エネルギー規制委員会(FERC)の承認と対米外国投資委員会(CFIUS)の審査通過、その他の独占禁止法・投資規制の承認がそろい、5営業日以内に完了する見通しが示されていたとのこと。
孫正義会長兼社長は「AIが世界の産業を変えるなか、より多くの計算資源、接続性、電力、拡張可能なインフラが必要だ」と述べ、ガンジCEOは「AIインフラの構築は私たちの世代で最も重要な投資機会の一つだ」と述べていた。
なお、SBGの発表は、連結業績への影響や約31億ドルの内訳を示しておらず、8-Kも総額は記載していない。














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