2026年7月13日、Meta Platforms, Inc.(本社:米国カリフォルニア州メンローパーク、CEO:Mark Zuckerberg)によって、ルイジアナ州リッチランド郡で建設中のデータセンター「Hyperion」を、計算能力5ギガワット(GW)規模へ拡張すると発表がありました。同地域への投資総額は500億ドル超となり、史上最大級のデータセンターの一つとなります。(プレスリリース)
- Metaがルイジアナ州のデータセンターを5GWに拡張し投資総額500億ドル超となる。
- 稼働後は1,000人超の雇用を支え、州内企業は既に16億ドル超の契約を受注した。
- 電力・水・インフラ費用を全額負担し20年で20億ドル超の顧客負担軽減を見込む。
Metaは7月13日、ルイジアナ州リッチランド郡で進めるデータセンター「Hyperion」の計算能力を5GW規模へ拡張すると発表した。同施設は2025年10月にBlue Owl Capitalとの合弁事業として公表され、当初の投資額は270億ドル超と見込まれていたが、今回の拡張により同地域への投資総額は500億ドル超に達する。世界最大級のAIインフラ投資の一つとなり、AIモデルの学習・運用を支える中核拠点として位置づけられる。
稼働後は1,000人超の雇用を支える見通しだ。2024年12月の着工以降、ルイジアナ州内の企業はMetaから16億ドル超の契約をすでに受注している。さらにMetaは、道路・上下水道など地域インフラの整備に10億ドル超を投じる計画も明らかにした。
データセンターによる電気料金の上昇や環境負荷への懸念が全米で高まる中、Metaは同施設が使用する電力・水・関連インフラの費用を全額自社で負担する方針を強調している。今年発表したEntergy Louisianaとの電力協定では、Metaがサービス費用の全額を負担することが定められており、同社によれば今後20年間でEntergy Louisianaの顧客に20億ドル超の負担軽減をもたらす見込みだ。
人口約2万人の農村地域であるリッチランド郡では、すでに変化が表れている。データセンターに伴う税収増により、教員のボーナスは前年の1万ドルから5万ドル超へと引き上げられた。リッチランド郡学区のシェルドン・ジョーンズ教育長は、教員とその家族の人生を変えるものであり学校を変革していると述べ、優秀な教員候補の獲得にもつながっていると説明した。地元のコーヒー店では、来客数が着工前の1日40人から130人へと増えたという。
人材育成の面では、Metaはルイジアナ・デルタ・コミュニティ・カレッジに500万ドルを寄付し、データセンター関連職の訓練を受ける住民向けの奨学金を創設する。2026年卒業生を皮切りに、リッチランド郡の高校卒業生全員がデータセンター関連の職業訓練プログラムの全額奨学金の対象となる。これは、Metaが6月に発表した授業料無料・卒業後の就職保証付きの技能訓練プログラム「America’s Workforce Academy」に続く取り組みだ。
一方で、ルイジアナ州内の他社所有のデータセンターは依然として逆風にさらされている。ニューオーリンズ市議会は、データセンターの新規建設を1年間禁止する措置を可決した。












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