千住スプリンクラー株式会社(千住金属工業グループ)が、米国イリノイ州ウィーリング市(シカゴ・オヘア空港から車で約20分)に自社工場「Senju America, Inc. 第2工場」を開設した。2025年に開始された関税(相互関税措置)によるコスト増を受け、住宅向けスプリンクラーヘッドの現地製造を開始する。(プレスリリース)
- 千住スプリンクラーが米国シカゴ近郊のイリノイ州ウィーリング市に現地工場を開設し、2026年6月から住宅向けスプリンクラーヘッドの出荷を開始する。
- 2025年開始の相互関税措置によるコスト増に対応するための現地製造で、日本から持ち込んだ自動化組立装置により少人数・高品質生産を実現した。
- 月産能力10万個・従業員4名でスタート。UL/ALS認証も取得済みで、安定供給とリードタイム短縮が期待される。
住宅向け消防設備メーカーの千住スプリンクラー株式会社(千住金属工業グループ)が、米国イリノイ州ウィーリング市に「Senju America Inc. 第2工場」を開設した。同社は1990年代から米国向けスプリンクラーヘッドを販売し、2015年にカリフォルニア州アーバインに販売子会社Senju Fire Protection Corporation(SFPC)を設立。現在、米国事業が同社売上の約3分の1を占めるまでに成長している。
今回の工場開設の直接のきっかけは2025年に開始された相互関税措置だ。輸入品のコスト負担が増大する中、安定的かつ競争力のある供給体制を構築するため、グループ会社Senju America Inc.と協力して現地製造に踏み切った。日本から持ち込んだ自動化組立装置を導入し、従業員4名の少人数体制でも高品質・安定生産を実現する仕組みを構築。2026年4月末にUL/ALSの現地認証を取得し、6月から出荷を開始した。
製造品目は住宅向けのフラットコンシールド型スプリンクラーヘッド「RC-RES」で、月産能力は10万個。天井内に隠蔽されるコンパクトな設計(カバープレート径68mm〜)で、NFPA 13D・13R・13に対応し、cULus認証およびNSF/ANSI/CAN 61・372を取得している。
従来は岩手県一関市の丸森工場で製造・輸出していたが、現地製造により供給の安定化とリードタイムの短縮が可能となる。今後は製造品目の拡充や生産能力の増強も視野に入れており、国内工場で培ったデジタルツイン型DXの知見も活用する方針だ。












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