2025年8月、アルファベット傘下の自動運転企業Waymo(ウェイモ)が、ニューヨーク市内でロボタクシーの試験運行を開始すると発表しました。ニューヨーク市交通局(NYC DOT)は、マンハッタンとダウンタウン・ブルックリンにおいて、最大8台の自動運転車両の試験走行を許可したそうです。なお、今回の運行では、すべての車両に訓練を受けた安全運転手が同乗することが義務付けられています。
- 2025年9月までの期間限定で、最大8台のWaymo車両がマンハッタンとブルックリンを走行。
- 車内には常に人間の安全ドライバーが同乗し、一般利用者の乗車は不可。
- テスト後の安全性評価次第で、運行延長や本格導入の可能性も検討される見通し。
Waymoはこれまでに全米5都市(サンフランシスコ、ロサンゼルス、フェニックス、オースティン、アトランタ)で1,000万回以上のロボタクシー走行実績を積み重ねてきた。そして今回、最も過酷とも言われる交通環境を誇るニューヨーク市内での挑戦が始まる。
走行可能エリアは、マンハッタンでは112丁目より南、ブルックリンではアトランティックアベニューより北、カールトンストリートより西の一部地域(ブルックリンハイツ、DUMBOなど)に限定されており、Waymoの全車両は電気自動車。
ニューヨーク市のエリック・アダムズ市長は、「ニューヨークはイノベーションと未来の都市として常に最前線にありたい」とコメントし、今回の取り組みを歓迎した。
一方、元市長のビル・デ・ブラシオ氏や、観光業やタクシー運転手など一部市民からは、「自動運転車はこの街には合わない」「人間の判断力こそ必要」といった懸念の声も上がっている。
とはいえ、Waymoの車両は市と州から必要な許可を取得済みで、データの報告やサイバーセキュリティ対策なども義務付けられています。また、7月からはドライバー付きのWaymo車両が既にマンハッタンとブルックリンを走行し、データ収集を始めているとのこと。
現時点で自動運転車による有償の配車サービスは、ニューヨーク州では法的に認められておらず、州議会でも関連法案はまだ審議段階にあるそうだ。
Waymoの公共政策担当責任者アナベル・チャン氏は、「ニューヨーク市との連携により、自動運転技術の安全な導入に向けて重要な一歩を踏み出すことができました」と述べ、安全性と市民理解を重視した展開を目指す姿勢を強調した。









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