2025年4月9日、株式会社Innovative Space Carrier(本社:東京都中央区、代表取締役:畠田 耕次郎)によって、アメリカのロケットエンジン開発企業Ursa Major Technologies(CEO:ダン・ジャブロンスキー)との間で、将来のエンジン開発および追加調達に関する合意があったと発表されました。
- 米国のUrsa Major社から再使用型ロケット「ASCA 1」向けエンジンを追加調達。
- 将来的な大型ロケット開発を見据え、「ARROWAY」エンジンを用いた共同研究も開始。
- 米国での飛行実証に向け、技術協力と製造体制をさらに強化する方針。
宇宙輸送スタートアップのInnovative Space Carrier, Inc.(以下ISC)は、2024年から米Ursa Major Technologiesと進めている再使用型ロケットの技術提携をさらに一歩進め、エンジンの追加調達と将来のエンジン共同開発に関する合意を交わした。
今回調達されるのは、Ursa Majorが開発・製造する小型ロケットエンジン「HADLEY」で、ISCの再使用型ロケット「ASCA 1」シリーズの飛行実証に使用される予定。2025年末までにアメリカ国内で飛行テストを行う計画が進められており、実現すれば日本企業として初めて米国製エンジンを使った本格的な実証となる。
このエンジンは、輸出管理(MTCRやITAR)の規制対象にあたるため、ISCは米国内に100%子会社「Sirius Technologies, Inc.」を設立。米国務省より技術支援契約(TAA)の承認を取得し、限定的な範囲での技術情報共有を可能にした。
また、次世代の大型ロケットエンジン開発を視野に、Ursa Majorが開発中の高性能エンジン「ARROWAY(アロウェイ)」を使ったシステム研究も開始。「ARROWAY」は液体メタンを燃料とし、二段燃焼サイクルという高度な方式を採用しており、推進効率が極めて高いことが特徴。金属3Dプリンターを活用した先端製造技術により、ISC側も技術力の向上を狙っている。
両社はベンチャー企業ながら、俊敏かつ柔軟な取り組みで、アメリカのコロラド州バーソードやオハイオ州ヤングスタウンにある先進製造拠点を活用しながら、宇宙輸送の安全性・低コスト化の実現に挑んでいる。















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