2024年10月、住友商事、川崎汽船、Hilcorp Alaska(ヒルコープ)によって、「第4回日米CCUSワーキンググループ」で、米国アラスカでのCCS(Carbon Capture and Storage)事業の可能性を検討する共同調査契約を締結したと発表がありました。
今回の概要
今回のプロジェクトは、日本のCO2を液化し、大型輸送船でアラスカへ運び貯留するCCSバリューチェーンの構築を検討するもので、日本政府によって推進されている2030年までのCCS事業の一環とのこと。日本企業による日米間の越境CCSの事業化調査は初の試みとなる。
アラスカがCCS拠点として有望な理由
- 1950年代からの油ガス田開発の実績があり、50ギガトン(日本のCO2排出量50年分)の貯留能力を持つ
- 既存のLNG基地、港湾設備、パイプラインが活用可能
- 蓄積されたデータを活用し、CO2貯留の技術検証が可能
共同調査の内容
- CO2の貯留キャパシティに関する技術調査
- 液化CO2輸送船の技術要件の確認
- 事業環境(規制・コストなど)のレビュー
各社の役割と展望
- 住友商事:官民連携で脱炭素化事業を推進し、日本の産業持続性向上を目指す
- 川崎汽船:2025年から世界初の商業用CCS向け液化CO2輸送を開始予定
- ヒルコープ:アラスカでのCO2貯留技術の検証とインフラ活用を担当
会社情報
- 住友商事株式会社(日本)
- 事業内容:総合商社(エネルギー、インフラ、金属、化学品など)
- 川崎汽船株式会社(日本)
- 事業内容:海運業(コンテナ船・自動車船・LNG船など)
- Hilcorp Alaska(米国)
- 事業内容:アラスカ州での石油・天然ガス開発
本プロジェクトは、技術・事業環境を調査し、CCSバリューチェーンの実現可能性を検証しながら、日米政府とも連携し、2030年までの商業化を目指し、カーボンニュートラル社会の実現に向け、カーボンマネジメント技術を開発・推進するそうです。日本とアメリカが協力し、グローバルなCO2削減に貢献する画期的な取り組みとなりそうですね!














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