2026年7月6日、トヨタ自動車株式会がタコマ(中型ピックアップトラック)の生産拠点をメキシコ・ティファナ工場からテキサス州サンアントニオ工場に移管するため、36億ドルを投資すると発表しました。
- トヨタがタコマ生産をメキシコからテキサス州サンアントニオへ移管し36億ドルを投資する。
- 2030年までに工場を2倍に拡張し生産能力を35万台にし2,000人の雇用を生む。
- トランプ政権の貿易政策見直しを背景に米国内製造を強化する戦略的判断とされた。
トヨタ自動車が日本企業として最大規模の米国製造投資の一つを発表した。タコマ(Tacoma)中型ピックアップトラックの生産を現在のメキシコ・ティファナ工場からテキサス州サンアントニオのトヨタ製造キャンパスに移管するため36億ドルを投資する。現在のサンアントニオ工場ではタンドラ(フルサイズピックアップ・ハイブリッド含む)とセコイアSUVハイブリッドを製造しており、タコマ用の第2組立ラインを追加する。工場の床面積は約270万平方フィートから2倍超に拡大し、年間生産能力は約20万台から35万台に増加する予定だ。
この移管で約2,000人の雇用が創出され、サンアントニオ工場の従業員数は約6,000人になる。同工場では今秋、別棟のリアアクスル工場(5億3,100万ドル投資済み)の稼働も始まる予定で、製造拠点としての規模がさらに拡大する。
トヨタは2003年に同工場を着工して以来83億ドルを投資しており、今回の36億ドルはトヨタが昨年発表した「2030年までに当初計画より、100億ドル追加で米国に投資する」計画の一部だ。
発表の背景には米国の貿易政策の変化がある。トランプ政権がカナダ・メキシコとの三者貿易協定(USMCA)の延長を行わず年次見直しに切り替えると確認したのは、今回の発表からわずか数日前のことだ。メキシコ工場の先行き不透明感が高まる中での国内生産移管は、貿易政策リスクへの対応として業界から注目されている。
なおメキシコのグアナファト工場でのタコマ生産は継続され、ティファナ工場の今後については明らかにされていない。











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