2025年11月12日、Apple, Inc.(本社:アメリカ・カリフォルニア州、CEO:ティム・クック)によって、新たな本人確認手段となる「Digital ID(デジタルID)」をApple Walletで提供開始したと発表がありました。
- 米国パスポート情報を使って、iPhoneやApple Watchにデジタル身分証を作成・保存可能に。
- デジタルIDはまず、全米250以上の空港におけるTSAチェックポイントでの国内線搭乗時に利用開始。
- 国際旅行には非対応で、物理的なパスポートの代替にはならない。
Appleは、Apple Walletに新たに「Digital ID」を導入することで、ユーザーが米国パスポートを使ってデジタル身分証を作成・提示できるようにした。これは2022年に開始された運転免許証や州発行IDの追加機能を拡張するものであり、REAL IDに対応していないユーザーでもIDをWalletに追加できるという点で、利便性が高まる。
設定方法としては、Walletアプリで「+」をタップし、「Driver’s License or ID Cards」から「Digital ID」を選択。パスポートの写真ページをスキャンし、チップ情報を読み取ることで、本人確認が行われる。その後、セルフィー撮影と顔の動作による認証が必要となる。認証が完了すれば、Digital IDがWalletに追加される。
提示時には、Apple Walletを起動し、Digital IDを選択して端末をリーダーにかざす。その際、Face IDやTouch IDでの本人認証が必要となり、必要最小限の情報だけが提示される。ユーザーは情報提供の前に、内容を確認し承認することができる。
このDigital IDは、将来的にTSA以外の小売店やサービス業、アプリ、オンラインなど幅広い場面での本人確認や年齢確認にも対応予定とされている。
データは端末内に暗号化された状態で保存され、AppleはユーザーがいつどこでIDを提示したかなどの情報を一切取得しない。本人以外が不正に使用することもできないよう設計されている。
なお、米国内では現在、12の州とプエルトリコで運転免許証や州IDをApple Walletに追加可能となっており、最近ではモンタナ州、ノースダコタ州、ウェストバージニア州でも利用が拡大している。また、日本でも「マイナンバーカード」のiPhone対応がスタートしており、グローバル展開も進んでいる。
Digital IDが認められている州 (2025年11月20日現在)
- Arizona
- California
- Colorado
- Georgia
- Hawaii
- Iowa
- Maryland
- Montana
- New Mexico
- North Dakota
- Ohio
- Puerto Rico
- West Virginia
















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