2026年4月17日、アメリカが州国のドナルド・トランプ大統領によって、重度精神疾患に対する治療法の開発とアクセスを加速する大統領令が発表されました。(大統領令|Fact Sheet)
・サイケデリック医薬品の研究・承認プロセスを優先化する方針が示された。
・重度精神疾患患者や退役軍人への新たな治療選択肢の提供を目指した施策であった。
・連邦政府が州や民間と連携し、研究資金やデータ共有を強化する内容であった。
アメリカでは現在、約1,400万人以上の成人が重度の精神疾患を抱えており、そのうち約800万人が処方薬による治療を受けている状況にあるとされる。さらに、自殺率は長期的に深刻な問題となっており、特に退役軍人の自殺率は一般成人の2倍以上と高い水準にあると指摘された。
こうした背景を踏まえ、今回の大統領令では、従来の治療では十分な効果が得られない患者に向けて、新たなアプローチとしてサイケデリック医薬品(イボガインなど)へのアクセス拡大を進める方針が示された。これらの薬剤は一部でFDA(食品医薬品局)から「ブレークスルー・セラピー」の指定を受けており、有効性が期待されている分野とのこと。
具体的には、FDAによる審査の優先化や「ライト・トゥ・トライ法」に基づく患者アクセスの拡充、さらに第3相試験を完了した薬剤のスケジュール再分類の迅速化などが盛り込まれた。また、保健福祉省(HHS)は州政府と連携し、少なくとも5,000万ドルの研究資金を拠出することが求められている。
加えて、退役軍人省(VA)や民間企業との協力を通じて臨床試験への参加促進やデータ共有の強化も進められる予定であり、エビデンスの蓄積と承認プロセスの迅速化が期待されている。















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