2025年11月、ノバルティスAG(本社:スイス・バーゼル、代表取締役:ヴァス・ナラシムハン)によって、アメリカ・ノースカロライナ州に新たな製造拠点「フラッグシップ・マニュファクチャリング・ハブ」を建設すると発表がありました。これにより、2030年までに700名の新規雇用を創出し、同社の重要な治療薬の生産をすべてアメリカ国内で完結できる体制が構築されます。
- ノースカロライナ州における主要製造拠点構築に向け、700名の雇用を創出予定。
- 同州内のダラムとモリスビルに新たな生産施設を建設し、既存施設の機能も強化。
- 全米23億ドル規模のインフラ投資計画の一環として位置づけられている。
今回の発表は、ノバルティスが今後5年間でアメリカ国内に総額230億ドルを投資するとした中期計画の一部であり、その中核としてノースカロライナ州が選ばれた。同社は、ダラムとモリスビルに新施設を建設し、既存のダラム施設も増強することで、以下のような包括的な医薬品製造体制を構築するとのこと。
- ダラム:バイオ医薬品の製造および無菌包装を担う新施設を建設。既存施設には注射剤の充填能力を追加。
- モリスビル:固形製剤(錠剤・カプセル)を製造・包装する新施設を建設。
これらの拠点は、オンコロジー(がん)、免疫、神経科学、心血管・腎・代謝疾患の主要治療分野における医薬品を一貫生産できる体制を形成し、効率的かつ安定した供給網を米国内で確保することが目的とされている。
さらに、ノバルティスは以下の先端治療薬についても、全米各地に分散した製造体制を整備中とのこと。
- 細胞・遺伝子治療薬:ニュージャージー州モリスプレーンズ、ノースカロライナ州ダラム
- 放射性リガンド療法:ニュージャージー州ミルバーン、インディアナ州インディアナポリス、カリフォルニア州カールスバッド、さらにフロリダ・テキサスにも新拠点計画中
- xRNA治療薬:今後建設予定(場所未定)
この一連の取り組みにより、ノバルティスはアメリカ国内での医薬品供給の柔軟性と回復力を大きく向上させるとともに、現地雇用と産業連携も強化していく方針とされている。
追加情報
- 総投資計画:230億ドル(米国全体)
- 今回の対象施設:
- ダラム(新築2棟+既存施設増強)
- モリスビル(新築1棟)
- 延床面積:70万平方フィート以上
- 直接雇用創出:700名(2030年まで)
- 間接雇用:3,000名以上(サプライチェーン全体)
- 開設予定時期:2027~2028年










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