2025年12月、オンライン教育プラットフォームのCourseraとUdemyが、全株式交換による合併契約を締結したと発表しました。合併後の新会社は企業価値約25億ドル(約3,600億円)と見込まれ、2026年後半の取引完了を目指しています。
- 合併後の年間売上は15億ドル超、2年以内に1億1,500万ドルのコスト削減を見込む。
- 両社の強みを活かし、AI時代に対応した学習プラットフォームを加速させる構え。
- 合併後はCourseraの名称で運営され、CEOは引き続きGreg Hart氏が務める。
CourseraとUdemyは、どちらも世界中で利用されるMOOC(大規模公開オンライン講座)プラットフォームで、個人向け・企業向け両面で高い評価を得ている。また、今回の合併により、消費者向け(Udemy)と大学・企業提携(Coursera)という補完的なサービスを融合させ、より包括的なスキル育成の場を提供することが目的とされている。
特に今回注目されているのが「AIスキルの需要急増」で、両社は合併の背景として、AIがあらゆる産業で必要とされる新たなスキルであると強調。Courseraでは現在14人/分のペースで生成AI講座に登録があり、AIチューター「Coursera Coach」などの機能も展開中だ。
一方、UdemyもAI需要に着目し、企業がAI導入によるROIを最大化できるよう人材育成支援を強化している。
両社は今回の合併により、以下のような戦略的メリットを挙げている:
- 学習の発見から習得までを支えるAI主導のエコシステムの構築
- 大学・企業・専門家を巻き込んだ講師陣の統合と拡張
- グローバル展開の加速とローカライズ強化
- 運営コストの削減と長期的な財務安定性の向上
取引の成立後、新会社の本社は引き続きカリフォルニア州マウンテンビューに置かれ、上場銘柄名は「COUR」としてニューヨーク証券取引所に残ります。また、Udemyの株主は保有株式1株につきCoursera株0.8株を受け取ることになる。
CourseraとUdemyは、すでにともに550億円以上の年間売上規模を持ち、今回の統合により、教育×テクノロジーの分野において世界トップクラスの存在感を発揮することが期待されている。
















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